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泉絵師 遙夏
泉絵師 遙夏
novelistID. 42743
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久遠の時空(とき)をかさねて ~Quonฯ Eterno~下

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「べつに、そんなんじゃないけど」
「少しは、落ち着いたか?」
「うん、まあ……」
「やはり、何か不満そうだな」
「だって……。どうして、フーマはそんなに落ち着いていられるの?」
「慌ててどうにかなるものでもあるまい」
「まあ、それはそうだけど」
 暖野は椅子に腰を下ろす。
「お前は――」
「もう、いいよ」
 暖野は、フーマの方に椅子を寄せる。
 そして、その肩に頭を預けた。「今は、これだけでいい」