小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
泉絵師 遙夏
泉絵師 遙夏
novelistID. 42743
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

久遠の時空(とき)をかさねて ~Quonฯ Eterno~下

INDEX|21ページ/110ページ|

次のページ前のページ
 

 慣れてはいないが、ブラックで飲んでみることにした。
 暖野はそれを持って、デッキに出る。
 淹れたてを飲みたいのはやまやまだが、猫舌の暖野にはそれが出来ない。デッキチェアに座ると、ひじ掛けにカップを置いた。
 風除けがあるため、座っている所までは風は強く吹き込んでは来ない。午前の陽射しが暖かく包み込んでくれる。
 暖野はコーヒーを一口すすった。
「苦っ!」
 分量を間違えたのか、思った以上に苦かった。
 でも、初めて自分で淹れたんだし――
 時間はかかったが、暖野はそれを飲み干したのだった。