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泉絵師 遙夏
泉絵師 遙夏
novelistID. 42743
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久遠の時空(とき)をかさねて ~Quonฯ Eterno~下

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「冗談もほどほどにして」
「こんなんじゃ、ギリギリまで隠そうとするのも解るわ」
「もう、しつこいよ!」
「ごめん。幾ら言っても言い切れないから、つい」
 リーウが微笑む。「でさ、あっちにさ」
 指さす方向に、何やら人が集まっている。
「何なの、あれ?」
「立食パーティーよ! 食べ放題なのよ!」
 嬉しそうにリーウが言う。
「リーウったら――」
「いいから行こうよ! ずっと、お預けだったから、お腹減り過ぎて死にそう!」
 強引に腕を取られ、引っ張られる。
「走ったら、また転ぶわよ」
「次はノンノも道連れ」
「もう、ホントに」
 言いながら、暖野はフーマに小さく手を振った。
「ゆっくりして来い」
 口の形だけで、フーマはそう伝え返してきた。