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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
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おしゃべりさんのひとり言【全集1】

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その5 運の良し悪し



僕は運がいい?
僕は運が悪い?

二つに一つの確立でいうと、いいことも悪いことも50%で起こるはず。
しかし実際は、生活(人生)環境が安定していれば、悪いことは起こりにくいし、環境が荒れていれば、いい事は少ないのかもしれない。

自分がどの環境にいるかはかなり重要だけど、同じ環境で生活している人同士で、なんで運のいい人と悪い人がいるんだろうか?

あの人にはあんないいことがあったのに、自分には何一ついいことがない。
この人はラッキーだったけど、あの人はかわいそう。
こんな風に感じるのは、日常茶飯事では?

重要なのは、どのように感じているかだろうな。

例えば、競馬に100万円賭けたとしようよ。
その馬券が大当たりすれば、ラッキーと感じる。
でも外れれば、不幸のどん底と感じる。
その時の競馬は僕のために行われたのではなく、レースの結果も普通の出来事として起こっている事実に過ぎない。
僕がどのように感じているかで、幸運か不運かは、僕が判断しているだけだよね。
その競馬に賭けていない人からすれば、どの馬が1位になろうともまったく何も感じない。
世の中に起こっていることは普通の出来事だけで、それをどう感じたかによって、運がいい悪いを自分で決めているだけなんだろうな。

でも自分には悪いことばかり起こる。とか、いつもついている。とか言う人がいるのはどういうことか?
それはやはり考え方の癖だ。
世の中には普通のことしか起こらない。それをいい事と捕らえる癖がある人と、悪いことと捕らえる癖がある人との違いだろう。
さらに、いい事が起こると次に起こった出来事も関連付けて考えるので、いいことが連鎖しているように感じてしまう。
逆もまた真なりで、悪いことがおきると、また何か悪いことが起こるような気がして、些細なことでもやっぱりついてないと感じてしまう。

プラス思考かマイナス思考かが大きな要素になっていることが分かる。
運のいいと思う人は、とにかくいいことばかりを関連付けているので印象に残りやすく、いつもいいことばかりが起こっているように記憶しているだろうし、悪いことが起こってもたまたまとか、他の経験に関連付けないので、印象に残らずすぐに忘れてしまう。
逆に、運が悪いと言う人は、また悪いことが起こったなどと、関係ないのに以前の悪い経験と関連付けて考えるので、悪いことばかりが印象に残って、いい経験を蓄積する癖がないので、すぐに忘れてしまうのである。

例を挙げれば、
僕は懸賞によく当たる。
海外旅行や温泉旅行、電化製品、商品券、結構高額商品も当たっている。
それだけ多く応募しているだけなのだが、外れたことはほとんど忘れてしまっている。
宝くじは1等組違い賞ぐらいしか当たったことがないが、そのうち何億も当たりそうでならない。

USJでオープン前のアトラクションのプレイベントに当選し、招待された。
真夏のことだった。
しかしその日台風が来て、アトラクションを楽しめないかもしれなかったのに、実際には、その日だけ、涼しい気候で雨も降らずとてもラッキーだった。
僕は晴れ男だ。

また、沖縄旅行中には、大型台風が直撃した。
しかし、滞在中は一度も傘を使用しなかった。
レンタカー移動中は大雨でも、観光中は雨がやんでいた。
レストランで食事中は雨でも、ガレージに移動するわずかな時間は雨がやんだ。
帰りの日は、直撃のピークとなり、空港まではとても荒れた天気だったので、飛行機はキャンセルだらけだったにもかかわらず、僕の飛行機だけ、状況を見て飛んだのだった。
このように僕は天気に味方されていると信じている。
逆に天気に裏切られた経験は、まったく覚えていない。