小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

オヤジ達の白球 51話~55話

INDEX|9ページ/14ページ|

次のページ前のページ
 
 
 
 オヤジ達の白球(54)親睦大会 

 親睦大会の日がやってきた。
心配された台風は昨日、予定よりはやく、はやばや通過していった。
台風一過の青空が早い時間からひろがる。

 午前5時。小山農場のハウスの前へ、メンバーたちが集まって来た。
陽子が、まだ寝ぼけ顏の男たちに、収穫用のキュウリ・カッターを配っていく。
そのとなりで柊が定規を手渡す。

 「カッターは利き手の親指にはめて使う。
 まず片手でキュウリをつかむ。つかんだキュウリを、カッターで
 ツルから切り離す。
 切り口の長さは5ミリ。
 おおきさは、いま配った定規ではかること。
 全長は23㌢。途中にマジックで書かれたラインがあるが、これは19㌢。
 この19㌢から23㌢までのものが、収穫に適したキュウリということになる」