オヤジ達の白球 51話~55話
オヤジ達の白球(55)初優勝
4番にキュウリ農家をくわえたドランカーズの、快進撃がはじまる。
20対0で初戦を快勝。
つづく2回戦も12対2の楽勝ゲーム。これで2連勝。
Aブロックの暫定1位として、1日目の日程をおえる。
ソフトボールには、コールドゲームの規定がある。
これまでは、5回以降7点差。
今年から新たに3回以降15点差、4回以降10点差という規定が追加された。
これらは公式の競技会で適用される。
親睦大会においては懇親を重視する意味合いからコールドを適用しない。
そのためこんな大差のゲームが成立してしまう。
初戦、2回戦、ともに北海の熊がひとりで投げる。
受けるのはもちろん、キュウリ農家で4番を打つ小山慎吾。
ベンチに坂上の姿はない。
足を痛めた柊の姿もない。
作品名:オヤジ達の白球 51話~55話 作家名:落合順平