おえかきギミック
「あ…もう夜…」
「戻るか?」
「うん…もっとお話したかったけど…」
「また会おう。」
「本当に?」
「ああ。本当だ。」
「ありがとう!またね、悪魔さん。」
そう言うと私は急いで病室へと戻った。
急いで病室へ戻った私は大雨でびしょ濡れだった。きっと先生に見つかったら怒られると思い、急いで着替えて髪をタオルで拭いた。
先生に悪魔の話をしたら、きっとまた信じてもらえない。そして勝手に散歩へ行ったこともバレてしまうと思い、このことは黙っておくことにした。それから間もなく食事の時間になり、食事を終えた。そうすると様子を見に先生が病室へ入ってきた。
「リリスちゃん、調子は?」
「すごくいいよ。」
「そうか。良かった。」
「また絵を描くから朝見に来てね!」
「ああ、わかったよ。」
そして先生は病室から出ていった。私はその夜、公園のベンチでユニコーンと遊んでいる絵を描いた。絵を描き終えた私は、またも気付くと眠っていた。
そしていつものように朝が訪れた。この日はすごく晴れていて、私は病室から外を眺めていた。そうすると先生がいつものように病室へ入ってきた。
「おはよう。」
「おはよう、先生。すごく良い天気だね。」
「ああ、そうだね。」
「ねぇ、先生…」
「散歩かな?」
「うん…やっぱりだめ?」
「そうだね…少しなら…」
「本当に?」
「すぐ戻るんだよ?」
「うん!」
「ところで昨日描いた絵は?」
いつも絵を描いているせいか、先生は私が絵を描いたことをわかっていた。私は昨日描い