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おえかきギミック

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「ふーん。」
私はギミック、仕掛けということがよくわからなかった。でもこうして楽しいことが起きている事実があるだけで十分だった。
「ユニコーンさん…」
「なぁに?リリスちゃん。」
「触ってみてもいい?」
「もちろんだよ。」
私はユニコーンの角を触ってみた。
「わぁ!すごい!」
「そうかな?」
触れることによって、幻なんかではないことを確かめた。私は嬉しい気持ちがさらに増して、楽しくて仕方なかった。
「ユニコーンさん、私と遊ぶの楽しい?」
「うん!すごくね!」
「ちょっと見てて!」
そう言うとユニコーンはジャンプしてはしゃいで見せた。
「ふふふ。すごい!」
「そうでしょ?」
「うん!」
それから陽が暮れるまで私はユニコーンと話したりじゃれあったりした。遊び疲れた私は病室へ戻ることにした。先生に怒られないように。
「ユニコーンさん…」
「戻るの?」
「うん。先生に怒られちゃうの…」
「そっかぁ…寂しいな。」
「また遊ぼうよ!」
「本当に?」
「うん!また遊びたいよ。」
「わかった!ありがとう。またね…」
「うん!今日は本当にありがとう。」
そして私は病室へ戻った。

ちょうど食事の時間に戻った私は食事を終えた。そうするといつものように先生が病室へ来た。
「リリスちゃん、調子はどう?」
「すごくいいの。病気も治ったかもしれない。」
作品名:おえかきギミック 作家名:清家詩音