オヤジ達の白球 46話~50話
オヤジ達の白球(50)同志愛
「そう言う柊こそ、何してんだ?
うろうろ歩き回って大丈夫なのか。足はもういいのか?」
「医療用のインソールを、靴の中へ入れてある。
痛みは残っているがこいつのおかげで、ずいぶん楽になった」
「そいつは何よりだ。おまえさんが欠けるとチームの得点力が落ちるからな」
「そのことなら心配はいらねぇ。
俺よりずっと役に立つ男を見つけ出した。
バッターとしても強力だ。だがそれ以上にそいつには、捕手の経験がある。
これから祐介と2人でそいつを口説きに行く」
「えっ、監督も来るのか。ここへ・・・
なんだかぞくぞくと集まって来るなぁ、チームの関係者が。
でもよ。なんでこんな辺鄙な場所で待ち合わせしたんだ、監督と?」
作品名:オヤジ達の白球 46話~50話 作家名:落合順平