小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

L K 3 「フェニックス」

INDEX|60ページ/69ページ|

次のページ前のページ
 

第十五話 不死鳥(フェニックス)



 私は元のホログラムチャンバーの中に立っていた。ホロシミュレーションのスタート地点だわ。
(フェニックスのPTCに帰って来たようね)
「よろしいかしら」
背後から声がした。私が振り返ると、目の前に中年女性が一人立っている。
「お目にかかれて光栄ですわ。リズ様。私がマダム・スーでございます」
「あなた、体がある・・・」
「ホログラムチャンバーの中では、このような姿でいられるのでございますが、フォトン(光子)の体では外には出られません」
「じゃ、どうすればいいの?」
メカロイドをご用意くだされば、外ではそれに乗り移って、行動させていただきたいと存じます」
「そう。じゃちょっと待っててくれる? 私は外に出るわ」
「承知いたしました。・・・出来れば80EXをご用意いただければ幸いです・・・」
私は、ホログラムチャンバーのハッチを開けた。

 ★ガガガガッガガ! ダッダン! バラババッバラババ! ダダダダダダダ・・・!!!

「きゃっ!」
 外は戦闘の真っ最中だった。
「リズ! やっと戻ったか!」
「二ール。これはどういう状況? ロボット達に取り囲まれて、既に1日以上経過している。」
 ★ダダダ・・・ダダダダダダ! 二ールは銃を撃ちながら、
「攻撃が始まったのは、1時間ほど前からだ! 全員でホロチャンバーを守ってるが、もう4人殺られた」