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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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L K 3 「フェニックス」

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ゴオオォォォォォォォォォオオオオオオオオオ・・・!!!

 突然の轟音が響き渡り、ケニーの肩越しの窓に、上空から航空機が落ちてくるのが見えた。
「え!? 大変!」
その飛行機は、このオフィスビルの数ブロック先にある、高層ビルに激突して炎上した。その熱は顔の表面にまで伝わって来た。他にも街の数箇所から、煙が上がっているのが見える。私はこの状況を見て、何をすべきか分からなくなった。ただ怖いと思った。

「みんな、聞いてくれ。非常事態だ。全員自宅へ帰り、事態の収拾を待とう」
 ケニーは机から立ち上がり、大声で言った。
「でも何をすれば? 連絡を取る手段がないぞ。それに外の気温は100度F(約40度C)だ」
 「このビルのエアコンもいつまで動いているかわからないわよ」
   「俺は家族が心配だ。すぐに帰らせてくれ」
     「私は家が遠いの。歩いてなんかじゃ帰れないわ」
 皆が不安を口にすると、ケニーは少し考えて、
「家族の安否を確認すること。自分の身を守ること。それを第一優先に。どう行動するかは各自の判断に任せる。このオフィスの備蓄食料は50人で2週間分用意されている。必要なら水と一緒に持ち出して構わない」

 私の家族はオレゴン州にいるおばあちゃんだけ。でもここからは1200マイル(約2000キロメートル)離れている。連絡をとる手段はない。砂漠を歩いて行くなんて無理に決まっているもん。暫く他の同僚達の動向を見ていたけど、ほとんどは帰宅することにしたみたい。