小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
わたなべめぐみ
わたなべめぐみ
novelistID. 54639
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

謝恩会(後編)~その手に花束を~

INDEX|18ページ/20ページ|

次のページ前のページ
 


要「ハイ、ここで本題入りましょう〜。今日は質問のお便りいっぱいきてるよ! 質問で一番多かったのを代表して一通……ペンネームたぬき太鼓さんより、『グレッグ・クライズミさんはどうしてドラムからヴォーカル&ギターに転向したんですか』だって。今活動中のバンドって、たしかにそうだよね。それ俺も聞きたかったな〜なんでなの?」

倉泉「ドラムじゃ歌っても地味だから、かな?『ホテル・キャリフォルニア』は自分のスタイルじゃないです。ギミックの時から曲は僕が書いてたので、自分が歌おうと思ってました。そしてギミック解散して、それから今(NAUGHT)のメンバーが揃った、そんなとこかな。でも、宮浦のパフォーマンスは自分にないのでギミックとしてはあれでよかったと思います」

MM「以前から倉泉=ドラムで通ってたんでね」

要 「ピアノと並行してドラムはやってたんだよね?」

倉泉「はい。リズムの練習で。で、中学の頃あるバンドでドラム叩いてました。で高校行く前に訳あって抜けて、一人で曲書いてた時に宮浦が来て」

要 「そこら辺が『ギミック』の出発点なんだね」

MM「そうですね。倉泉とは中学の頃からつるんでましたけど」

要「ピアノもドラムもギターもできるんなら、陽人くんひとりでアルバム出せそうだよね」

倉泉「それもいつかはと思いますけど…今はバンドでやりたいのもあって。そこは要さんと対極ですね。このところずっとワンマンライブばっかですよね」

要「最初の頃はMMみたいにバックバンドについてもらってたんだけど、頼りすぎててまずいなあと思って最近はひとりでやってるんだよね。身軽だけどさびいしいときもある!」

MM「こないだのアルバム、ベースとピアノのクレジットも要さんになってましたけど、収録もおひとりでやってるんですか?」

要「いやーさすがにドラムは無理だなーと思って助っ人呼んだよ。いつかは一人で全部録ってみたいけど…あ、陽人くんに教えてもらおうかな」

倉泉「俺でよければいつでも」

MM「俺にも教えて!」

倉泉「……おまえは自分でやれよなあ」

MM「相変わらず冷たいなあ、おまえ!(泣)」

要「さあ嘆いてるMMはほっといて次の質問行きましょう〜。ペンネーム、ギターのかたまりさんから『グレッグ・クライズミさんはどうしてパフォーマンスでギターを破壊しちゃうんですか。どっちかというとMMさんの方が似合う気がします』だって。確かにあの映像は俺も度肝ぬかれたよ。あれは最初っから壊すって打ち合わせてたの?」

倉泉「毎回ギターを壊すわけではないですよ。その日のライブのできが良くて、ノリがよかったら――壊す、みたいな」

MM「ジミ・ヘンドリックスなんかはギター壊す上に燃やすからねえ」

倉泉「そうそう。さすがに燃やしたりはしませんけど。感情の表現の一つと思っていただいたら……」

要 「なるほどー、イライラしてるからじゃないんだ」

倉泉「――言われてみればそうですね。苛立つことはよくありますけど、それって人に見せるのはカッコ良くなくないでしょ」

要「んーそれは確かにそうかも」

MM「要さんって苛ついたり怒ったりすることあるんですか? そういう姿見たことないんですけど……」

要 「そりゃあるよ。でも人に当たることはあんまりないかな。時間が経てばおさまるし。もちろんギターも壊したことない」

MM「そういう点では、倉泉と同じですよね。自己解決してまうっていうか。俺的にはもっと喧嘩とかしてみたいんやけどなー」

倉泉「めんどくさいなあ、おまえ」

MM「喧嘩っていうか、倉泉の本音を聞きたいっちゅうことよ。俺がドーンと受け止めたるから、いっぺんくらいバーンと来てみ?」

倉泉「おまえの胸倉とかいややな……」

MM「ほらーまたそういうつれないこと言うやん(泣)ほな、要さんでもええですわ」

要 「俺でもいいって、どういうことやねん!(大阪的なノリツッコミで)はい、MMの胸倉の話は置いといて、陽人君からのリクエスト曲いきましょう。


要「FOO fighters で、『next year』です。どうぞ!」