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紀之介
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もしかして…
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放課後、体育館の裏。
「あ、西城く~ん~」
そこには、見慣れない女の子が立っていた。
「私、笠原です。3組の」
「えーとぉ…」
「此処に来てくれたという事は…見てくれたんですよ? あの手紙」
頷いた僕に、笠原さんは微笑んだ。
「それでは <あの件> について、私だけに教えて下さい♡」
作品名:
もしかして…
作家名:
紀之介