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澁谷 孝保
澁谷 孝保
novelistID. 63967
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ホワイトロード

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「うん、聖子ちゃんありがとうね」
「いえいえどういたしまして、ねえ?お母さん?ちょっと新聞とかで
 観たんだけど、大丈夫なの?ホワイトロードて?」
「国会とかで情報開示の要請が出たみたいね、まあ確かにいろいろあるわ
 でも心配しなくていい、あなたたちには、心配させないから」
「分かった、ママ信用するわ、」
「聖子、元々が危険な仕事なの、現実に死亡した警備ライダーもいたほどよ
 しかも女性だったわ、今でもその人のこと忘れられなくってね、とてもね
 優秀だったの、みんなに尊敬されていたわ、私も憧れるほどでもあったわ
 香?あなたどうする?やめるなら今よ、それは、借金とかの理由もあるか
 もしれないけど、留美ちゃんも小さいし、正直現実は、より厳しいわよ」
「分かってます、でもやります、私は、もう夫の借金だけのために働く女では
 ありませんよ、この仕事に生きがいも感じているほどです、とても緊張感も
 あり人生を懸けるだけの価値は、あると感じてます」
「そう、でも秋庭CEOがあの表情をしたことが私には、引っ掛かってね
 しょうがないのよ、弱音なんてはかないあの人があの顔をしたのよ」
「亜紀さん、秋庭さんてどんな人なんですか?」
「国家運営時代からホワイトロードで活躍した一人よ、経験ならあの人が今は
 NO1よ、そしてここまで成果もさせたのあの人の功績でもあるのも事実よ
 バイクでの警備運営を考えたのもあの人らしいのよ」
「そうなんですか、そこまで貢献もしていたのですか」
「頭脳明晰でそれは、卓越な人、ホワイトロードのために築いた人脈とかは
 それは、半端じゃない、ここまで予算をもらえるのもあの人のおかげでも
 あるのよ、しかしひがまれたみたいね、この様子わ」

 そしてこちらでは、秋庭が国やらの大物によばれご接待となっていたのだった
相手は、国家政権主要幹部の一人、金高だった、
「秋庭、まあ一杯飲みたまえ、いろいろ聞いた、大変みたいだな」
「はい、金高副主席、想定を超え早く妨害組織が現れました」
「公安には、頼んどいた、近日中に家宅に踏み込むとのことだ」
「組織は、我々のことをよく知っている人物だと思われるのですが」
「さすが勘のいい君だな、竹野、秋庭に資料を渡せ」
金高の秘書の竹野が秋庭に資料を渡し話したのだった、
「秋庭さん、戸部という人物をご存知ですね」
「戸部ですか?彼は、国家運営時代にホワイトロードの警備の考案委員会にいた
 一人です、そして近づいて来たのです?竹野さんにも?」
「二か月ほど前にこういう席に呼ばれて会いました、」
「なるほど、彼は、ドローンでの警備にとにかくこだわったのですよ、それが
 最もいいと、しかしそれは、失敗したのです、確かに無人での方法は、安全
 でもありますが、ドローンの動きは、反乱AIに読まれてしまうんですよ」
「改善したとこの資料を出して来て、予算は、半分で運営可能だともそれで
 あちこちの政治関係やらとこのごろ接待も広げてましてね」
「なるほど、それで一回テストさせろですか、そしてあちらが自ら開いた次元
 で出すロボットを相手にやらせをするつもりですか」
 そこに大物の金高が発言する、
「秋庭、この戦いは、政局ともなってしまった、戸部の逮捕までは、難しいの
 が公安委員会からの見解だ、それと異次元のことまで含まれているなどある
 のでそれら証拠も押さえにくいとのことだ、分かるな?」
「はい、何とかします、そちらにご迷惑は、させませんので」
「防衛省にも一応は、頼んどいたから、いざというときの突撃部隊の結成も
 してもらっている、しかしその場合は、分かるな?」
「はい、つまり反乱ロボットが現世界の街に出たということですね」
「近々関係を行かせる、これは、大ごとになる、その前に食い止めて欲しい
 でなければ君が築いた運営方法は、否定され全面撤退を要請させるだろう
 そうしたらこの世界は、異次元から来たAIに支配される世の中になるの
 だろう、今でも誰もが情報は、手に取るようにすぐに手に入る世の中だ、
 洗脳なんて簡単さ、それをこの戸部と組んで仕組む奴らがいるんだよ」

 そして、秋庭は、考えた、ならあえて相手をまずおびき出そうとすること
にしたのだ、急きょホワイトロードは、関係者を交えた交流のパーティーを
企画した、そこに戸部のことも招待したのだった、
 そしてパーティーが開催されることになり、香も亜紀も家族や友人なども
誘い会場へとおもむいたのだった、
「ママ?私もいいの?こんなパーティーに来てさ」
「CEOの秋庭さんが自ら企画したからいいのよ、まあ確かにいろいろと
 企みは、あるけどね、聖子たちは、気にせず楽しんで」
「なら行こう、留美ちゃんおいで、今日は、かわいいね」
「かわいいお洋服をね、ママが買ってくれたの、ママありがとうね」
「どういたしまして、なら寺本さん、私のエスコートを願います」
「よろこんで、こんな場にご招待していただきありがたく」
「こちらこそ、こんな場は、私の結婚式以来でもあり」
「そうでしたか、僕は、妻とは、よくいろいろダンスパーティーなど
 行きましてね、この辺りの街では、よく開催されてまして」
「いいご趣味ですね、社交ダンスとは、またいいですね」
 そこに亜紀が二人の会話に割って話しだした、
「寺本さんは、社交ダンスの元選手でもあるのよ、世界大会にも出た
 そうなのよ、それでパートナーと結ばれたそうでね」
「そうでしたか、それは、強い絆だったでしょうね」
 そこに寺物と友人の崎本が話だし、
「香さん、寺本は、僕のライバルだったんです、そういう関係でしてね
 つまりパートナーを取られた側でして」
「あらそれでもご友人で今もいられるとは、すごいですね」
「再会したのは、彼の妻の葬儀でです、これも人の持つ縁なのか」
「なるほど、だからこそ友達になれたのですね」
「僕は、崎本に感謝してます、そして再び会って彼も連れ添いを亡くし
 たとも、だから君の気持が分かると言われ、胸が熱くなり、、」
 そして再びこの仲に亜紀が話し出したのだ
「いい人たちでしょう、こういう男の友情てとてもうらやましかった、
 だからこの人たちのこと好きにもなれたわ」
「私なぜかうれしいです、こんな人たちに囲まれてとても幸せで」

 そして、秋庭がパーティー中に頼み事をして、
「いいかな、聖子さんだったけ?悪いけどこんなことお願いして」
「あの人の近くにいればいいんですね、分かりました、やります」
「よし盗聴器OKよ、あまり無理に近づくんじゃないわよ」
「心配しないでママ、ママたちの敵なら私も許せないし」
 そして聖子は、戸部へと接近した、心配そうにする香でもあった
「あの人は、どんな人物なんですか?CEO」
「元我々の仲間でもあったエンジニアだった、ホワイトロードに入る前は
 IT系の進出企業を立ち上げていた、しかし買収に合い会社ごと奪われ
 た経験もあるちょっとすねた厄介者でもあってね」
 それを背中に目がある様にして亜紀が話し出した、
「私も元先輩ライダーなどにあの戸部の評判は、聞いたことがあります
作品名:ホワイトロード 作家名:澁谷 孝保