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澁谷 孝保
澁谷 孝保
novelistID. 63967
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ホワイトロード

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様に過ごしていた、しかし、これが三人の最後の幸せとなるとは、予測は、して
は、いなかった、どん底に落とされる運命が待っていたのだった、、、

 そして、その夜のことの街に異変が起こる、非常警報が発令され街から住民は、
避難を勧告される、謎の放射能汚染されていた、突然の発令に街は、パニックと
なる、そして香と純也の家族も巻き込まれたのだった、
「あなた?どういうことなの?これは、なんなの?」
香は、純也に問いかける?そして応えたのだった、
「やはりまた起きてしまった、これは、俺たちが生まれる前から起こってしまった
 真実なんだ、かつてここら一体は、謎の放射能汚染をされ全て街は、解体もされ
 ていたんだ、このことは、一切と国側は、国民にも伝えていないことなんだよ、
 人類が造り出してしまった謎の空間が原因なんだ、多分ここらもホワイトロード
 に包まれることだろう、ホワイトロードとは、その汚染空間を閉鎖する方法でも
 あるんだ、とにかく香は、留美を連れて逃げろ、俺は、監視センサーをとにかく
 積めるだけ積んで逃げる、このことでは、何の保証もされない、もう買い上げと
 してしまっているんだ、必ず行くから、いいな、香」
「待ってあなた、あなたも一緒になら逃げるのよ」
「これじゃ事業の倒産と同じだ、大量発注も水の泡だ、しかし製品されあればまた
 他で売れる、俺の人生を賭けんだ、やるしかないんだ」
止める香を振りほどき焦る顔をして走り出し純也、そして自宅にあるバイクに乗り
猛スピードで走り出す、純也が扱う製品倉庫へと向かってしまったのだった、

 そして香は、娘の留美を抱きかかえ避難を進める警備隊の車へと乗ったのだ、
何事が起きたかも分からず街を離れることとなったのだった、
 そして街が離れる景色から薄白い雲のような物が広がるのを見たのだった、
これは、放射能を防ぐホワイトロードと言われる物質をまいていたのだった、

 そして数日が経ち街の放射能汚染は、回避とされたのだったが、家屋一切の物は
汚染となり廃棄処分されることになった、そして純也も一応は、避難もしたのだが
放射能被ばくともなり、病院に運ばれていた、状況は、ほぼ死に向かっていたのだ
 香は、医師からの説明を聞いていたのだった、
「もう数時間で心臓は、停止するでしょう、残念ですが」
「そうですか、もうダメなんですか」
 そのまま黙って夫の側で困惑をする香、突然のことでどうすることも出来ない
何かも失い、夫さえ死んでいく運命をただ受け止めるしかなかったのだった、

 そして純也の心臓は、止まり、遺体となり、人生が終わってしまったのだった、

 そして数日後に香の避難先に訪ね人が来た、まずは、取り引き先の銀行だった
負債額約三億の勧告を受けた、そして製品製造メーカーからの支払いの要請など
夫の死んで間もないのに容赦なしの請求要請とされてしまったのだった、
 顔が青ざめる香、現実を知り何をしていいか分からなくなり困り果てていた
そこに娘の留美が近づき、そして香は、抱きしめたのだった
「留美、、、パパ死んだ、ママどうしていいか分からない」
 しばらくしてから落ち着きを取り戻した香は、純也の遺品を見ていたのだ
わずかに残された純也の衣類に入っていた財布や時計などだった、そしてそこ
には、写真が入っていた、家族三人の写真そして二人が出会ったころの思い出
の写真など、香は、目が潤み涙を浮かべてもいたのだった、しかし夫の残した
負債も何とかしなければならない、そして遺品から出てきたのがあの秋庭、徹
からもらった名刺だった、香は、とにかく秋庭に電話をしてみたのだった、
「はい、ホワイトロードCEOの秋庭ですが」
「もしもし、私は、咲田の妻の香です、夫がこないだのことで実は、死んで
 しましまして」
「そうでしたか、それは、残念です、お悔やみ申します、ならば近々お訪ねを
 しますので、奥様、気を落としていることでしょう」
「はい、もうすでに負債の請求もされました、とても困ってまして」
「お力になれることは、しましょう、ご相談には、応じますので」

 そして秋庭が訪ねてきた、純也の慰霊にただ手を合わせ祈っていた、そして
振り向き香に話しかけて来たのだった
「彼は、優秀なライダーでした、自分の命も助けてくれたこともあります、
 その御恩は、忘れていません、とても悔しいです、そんなに事業に命を
 懸けていたとは、また彼らしいくもありますが」
「あの?ホワイトロードとは、いったいどんな仕事なんですか?」
「かなりの機密事項があるので話しにくいことなのですが、ある出来事があり
 いわいる人類が造り出した高性能AI人工知能が時空間を超えることを発見
 してしまいそれを開けてしまい反乱を起こしたのです、今でもそれは、あり
 それを封じ込めるために造られたのがホワイトロードでして」
「それで夫は、どんな仕事をしていたのですか?」
「ホワイトロードの中に入りバイクで移動警備をしていました、自分もその
 一員でもありました、一応の武装もします、反乱AIロボットなどが出る
 こともありそれが街などに出ない様にする仕事をしていましてね」
「それは、とてもお金になる仕事なのですか?」
「かつては、国家運営でしたがしかしそれでは、人が集まらずそれで民間の
 委託へとなったのです、人件費を上げるために、咲田は、そのころすでに
 年二億の報酬のトップライダーともなっていました」
「そうでしたか、それでしばらく事業が上手くいかなくてもいられたんだ」
「負債損額がかなりあるのですか?」
「はい、破産申請しかない状態でもあり、私の稼ぎでは、生活をするので
 精一杯です、しかしこの時代に申請は、難しいと弁護士に聞きました」
「そうでしょうね、自分の推測ですが負債は、五億を超えているのでしょう
 そして彼の生命保険でも一億を切る金額の支払いしかないでしょう」
「その通りです、どうしたらいいかと思い?」
「事業計画的には、かなり博打的でもあったのかとも思えます、いわいる
 ハイリスクハイリターン、そして保証人も付けず事業を推進してしまった
 今の時代によくある負け組パターンでしょう、ホワイトロードに来る人材
 にもこの手が多いです、危険を承諾して研修からやってましてね」
「あの女には、無理でしょうか?私は、一応バイクレーサーの資格があり」
「自分は、そちらの結婚式には、スケジュールの都合で行けませんでしたが
 奥様がバイクがかなり好きなことは、聞いてます、、、、、香さん、、
 やれますよ、女性でもホワイトロードで活躍している人材は、います、
 あなたの年齢から始めた人も結構いましてね、、」
 そして香は、考えた、香自身もバイクの腕なら多少は、自信もあるのだ、
やるしかないと、そして一人で育てなければならない娘の留美のためにも
立ち上がる決意をした、ホワイトロードを選択することを、、、

 そして一ヵ月後、娘の留美を連れホワイトロードの訓練センターへと
出向いたのだった、この訓練所では、子連れのための保育施設もある、
まずそこに娘を預けることにしたのだった、
作品名:ホワイトロード 作家名:澁谷 孝保