ホワイトロード
「裏には、他の大国が潜んだりそういうのご想像にお任せしますが、」
「よほど手の込んだシンジゲートを築いたのね、そして投資家たちもいた
でも今後は、無理よ、ホワイトロードのことは、国会でも全面公開する
覚悟よ、現総理もそのつもり、私たちだって世界からもっと知恵を借り
たいほどよ、やっとホワイトロードは、安定したばかりなのよ」
「これ以上は、話さない、さあ弁護士を呼んでくれ、その権利は、あるはず
これは、逮捕では、なく任意になっている、そうだろう秋庭さん」
「あなた任意になることも想定してたのね、そしてこちら困るだけ困られせ
てそして取引するはずと考えていたのね」
「頭を使っただけ、俺は、誰よりも利口なの、立ち上げた会社が買収された
ことだって想定していた、あれは、奪われたんじゃない、世間にそう見せ
ただけ、中身は、何もない会社だって言うのに買いやがったよ、アハハハ
世の中こんなものだ、アハハハハ、楽勝だった、そして今回のことだって
楽勝さ、ハハハ、証拠も何もない、裁判したって科学の難しいことだから
頭の悪い裁判委員も分からないだろうよ、ハハハハハ」
「一つだけ言っておくわ、絶対に許さない人間だっていることもね、それを
忘れないでね、世の中は、頭の構造のいい人間だけで決めては、いけない
あなたの様に間違えだって犯すの、そのことに気付いてほしいわ」
そしてホワイトロードでは、ロボットたちとの銃撃戦に追われていた、まだ
まだ現れるロボットたち、何とか穴から抜け出そうとして寄って来るのだった、
それに耐えるライダーたちは、穴を塞ぐ者そして銃撃をする者、その忙しさは
息絶えるほどでもある、しかしこの帰路は、何としても乗り越えなければなら
ない、ホワイトロードのライダーたちは、自分たちに誇りを持ち戦い続けた、
そして同じくライダーと戻りホワイトロードのトップまで上り詰めた秋庭も
かつての時代も思い出していた、仲間たちのホワイトロードをバイクで駆け抜け
守り続けたあのころも、自分も一警備ライダーだったと、そこから始めたんだと
これこそ原点だと、だからこそ守りたいと、命を懸けていたのであった、それら
ことは、ホワイトロードを守る者たち全員の心にも伝わったのだった、トップが
自ら現場に出て戦っていると、全員の思いが一つになりそして対応していたのだ
指令室の者は、無線での情報伝達を必死になりやっていた、現場のためになるこ
となら何でもやるつもりだとも、いの威勢は、素晴らしい人間関係を築いたのだ、
誰もが意見を言い、情報伝達も早く、次々と対応をしていったのだった、
そして亜紀と香は、ポイントに到着して、対応していた、
「ラッキーを、穴は、小さい、すぐ塞いで香」
「はい、これならスプレーで出来ます、よかったです」
ほっとしたのもつかの間、ロボットが多数出現したのだった、そして銃撃戦と
なる、香も亜紀も必死に機銃を発射したのだった、
「指令センター?応援を要請します、数が多すぎます、無理ですか?」
「木下だ、秋庭CEOのチームがそちらへ向かっている、それは、耐えてくれ」
「了解しました、香、下がるわよ、応援が来るまで待機で」
「了解です、しかしまだまだ出ますね」
「CEO?応答願います、このポイントに集まるとは、予想外では?」
「秋庭だ、何かあるかもな、とにかく周りを撮影しててくれ、もしかしてだ
そこに狙いがあるのかもしれない、木下、一回情報のすべてのリサーチを
してくれ、我々は、この戦いにだけ集中してしまい抜け落ちたことがある
と判断した、ホワイトロード創設時のころから再検証してくれ」
「はい、そうなると、戸部は、元々知っていたことだとも」
「思い出したんだ、ホワイトロードは、無数に分かれる通り道もいくつもある
それは、無数に広がる異次元を塞ぐためにどうしても広げたエリアだった、
繋ぐポイントは、たまに現世界につながることがあるんだよ」
「分かりました、早急に調べてみます」
そして創設時からの資料などを再検証する指令室、そしてホワイトロードの
頭脳集団が緊急会議で集まりいろいろと発言をした、そして見つけたのだった
年に一回だけ現世界と一分間だけ広がる穴があることを、
そして到着した秋庭チームは、そのことを知り、対応することにしたのだった
「ここにいるロボットたちは、爆破処理をする、こちらも時間もない、いいか
全員でそのポイントへ行く、そして現世界に出たのを追うぞ、いいか」
「はい、分かりました、なら香と私は、バイクで待機します」
「頼むぞ、弱点を同じだ、慌てず狙えばいい、いいね、咲田も?」
「はい、分かりました、やれるだけやってみます」
そして現場では、ロボットたちの爆破作業となり開始された、爆破されそして
煙が立ち込む、その中を潜り抜け走り出すライダーたち、時速100kmを超え
猛スピードで現場へと向かう、そしてたどり着き一体のロボットが現世界へ出て
行くのが見えた、そこに亜紀と香が飛び込み追いかけたのだった、
「指令センター、こちら街は、桜橋街、現場は、高速道路のインターチェンジの
近くです、ターゲットは、目視してます」
「了解だ、応援を向かわす、見失わない様に」
「私たちでやります、お任せください」
AIロボットを追いかける亜紀と香、そしてインターチェンジ近くまで到着する
その近くある高さ30mほどのモニュメントがある、それに接近するロボット、
そこで亜紀がバイクで踏みつけるつもりで接近した、その攻防が開始されたのだ
そしてタイヤで踏みつけたのだがひっくり返され転倒する亜紀、バイクごと流され
横へとなり路に流されていった、そこに近づく香は、亜紀のことを起こそうとした
「亜紀さん、大丈夫ですか、どこか痛めましたか」
「私が甘かった、香、追いかけて、見なさい、モニュメントに巻き付いている」
AIロボットは、モニュメントに巻き付き巨大化しようとしていたのだった、
周りある物質を取り込み猛スピードの計算で街を飲み込もうとしていたのだった、
そして亜紀が香に告げたのだった、
「高速へ行きなさい、そこに登ればAIロボットの成長の目が狙えるはず、
いいわね、私も後から行く、あなたがやりなさい、急いで香」
「分かりました、私がやります、成長の目を狙えばいいのですね」
そして高速道路へ急ぐ香、インターに入り高速道路へと昇っていたのだった、
この戦いの終結をするために、香にすべては、託されたのだった、
そして高速道路とへと出た香は、路側帯に止まり、バイクを降り、銃を構えた
「成長の目?成長の目?赤外線を発し赤くなっているところ?」
モニュメントに絡みつく巨大化するAIロボット、周りは、夜明け間近で暗く
ターゲットも小さくなかなか見えない、しかしそこに赤く光る発行体を見つけた
そして香は、狙いを定め銃を構える、そして狙い撃つ、しかし当たらなかった、
「外れた、落ち着け、大丈夫、AIの性能が上がる前に食い止めなければ何もかも
失うのも私自身、純也、助けて、見守ってて、そして勇気をください、純也、、」