ホワイトロード
しかしそこに現れたのが秋庭の妻、秋庭 静江だったのだった、
「遅れてごめん、て?言うか、もうお開きみたいね、遅すぎた」
「何だ来たのか、静江、まあ座れよ、こっちもめったにない機会だから
関係といろいろ交流してたんだ」
「そう、初めましての人ばかりね、どうもごきげんよう」
静江の威厳に驚く全員、その魅力は、とても人としての器量をいきなり
感じたのだった、この人は、出来ると、、
「そう木下さん、なら資料は、いただいとく、もうこの人は、仕事のこと
は、言わない人だからさ、こんなことなら私も動くわよ、あなたさ」
「はあ、静江、正直大ピンチかも、敵は、ホワイトロードのことを隅から
隅まで知っている、ライダーたちの負担は、増える一方みたいだ」
「それでこんなパーティーを開いたの、金高さんも来てくれたの?」
「忙しい中着ていただいた、短い時間だったがいろいろと気配りしてくれ
た、我々のことも激励をしてくれたよ」
「あなた、負けないでね、国会関係は、もうホワイトロードのことの全面
情報公開も要請してきている、出来るそれあなた?」
「ああ、用意は、している、どこにでも出向くつもりだ、それよりもだ、
戸部の妨害を止めなければならなくなった」
「公安も難しいと情報だったわ、どうすることもできないとね、」
そして二人に亜紀が堂々と発言したのだった、
「奥様、ご心配なく、ホワイトロードは、私たちが必ず守ってみせます、
いい新人も入りました、香、挨拶しな」
「あなたが咲田さんの奥様だったの、この人と会わせてくれたのは、
咲田さんなの、まずバイクに興味があってね、バイク販売店でね
バイトしてたころなの、それでバイクに乗せてくれてね」
「そうでしたか、純也のことそのころから知ってましたか」
「結婚しましたとお葉書が来たわ、僕よりうまいライダーだとも付け
加えてメッセージにしてくれた、思い出すわ、ねえ、あなた、?」
「そうだったな、香くん、咲田に感謝で、また乾杯で」
「よろこんで、なんか泣けて着ました、私、、」
そして後日、ホワイトロードは、大騒ぎともなっていたのだった、
状況を知り秋庭は、対応に追われていたのだった、
「とうとうやって来たか、数えきれないほどいるんだな」
「戸部の仕掛けた反乱ロボットが多数現れました、どうしますか?」
「休暇中のライダーに出勤要請を出せ、集めるだけ集めろ」
「はい、分かりました、要請をします」
「それと現場にいるライダーたちにホワイトロードからの撤退を
させろ、待機させとけ、今は、ロボットを放置しとけ」
「分かりました、ライダーたちに急がせます」
「まず人命優先ともする、これでは、現状は、対応は、不可能だ、
数が多すぎる、こうなるとは、思っていたがな」
「CEO?防衛省への応援要請は、どうしますか?」
「それは、本格的な危機が来てからでいい、あちらにも準備は、して
もらっては、いる、とにかく我々で対応する」
「どう考えても武装が足りません?やはり特殊部隊に来ていただいて
対応すべきと思えるのですが?」
「木下、それが戸部の目的だからだ、その防衛省のこちらの対応に
用意してもらっているのが武装ドローンだからさ、その情報なん
だよ、国会議員の自分の妻が手に入れた極秘情報がこれだ」
「そうだったんですか、戸部は、防衛省とも繋がっていたのですか」
「仕掛けられた罠なんだ、ここは、とにかく耐えることだ」
そして緊急要請に香と亜紀も対応することになり、
「すみません、じゃあお願いね、聖子ちゃん、留美のことさ」
「預かります、ママ?大丈夫なのね?」
「正直、分からない、だからこれ用意した、もしものときの契約書を
聖子に渡しとく、そういうことだから」
「分かった、でも信じている、ママ、死なないでね」
「分かっている、香、行こう、いいわね」
「はい、留美、ママ、やるしかないの、お願い、分かってね」
「ママ、分かったから、行ってらっしゃい」
「ごめんね、こんな仕事を選んだママを許してね、留美」
香は、留美のことを抱きしめるしかできなかった、相当な危機だと
分かっていてもここで辞める訳には、いかないと心に決めたからだ
別に夫の借金のためじゃない、逃げても同じことだと悟ったからだ、
ここで逃げても再び危機は、自分自身に降りかかって来ることだと、
人生では、自分の力で乗り越えなければどうすることも出来ないこ
とばかりだと感じたからだ、この仕事は、自分の決意でのこどたと
も、後悔は、したくは、ないと、そう人として考えたからだった、
そして、ホワイトロード指令室に到着して、木下部長がライダーたち
に事情を説明していたのだった、
「これがドローンでの撮影での現状のホワイトロードだ、ロボットが
数千体もいる、そこで今CEOが作戦を考えているのが現状だ」
「考えられない数なんですね、こんな機銃じゃ今は、無理と」
「そこで防衛省から極秘に手榴弾などを持ってきてもらったばかりだ
しかしこれでやると問題があってな」
「ホワイトロードにこちらから穴を開けてしまうのですね」
「そうだ、それですべて片付けられれば問題は、ないんだが、しかし
一体でも反乱ロボットが生き残っていたら大問題にもなる」
「つまり現世界に出てしまう、ホワイトロードから出してしまった
ことにもされる、そういう罠なのですね」
「何とかしなければならない、それが我々の使命でもあるからだ」
ホワイトロード内部に片付け切れないほど出現してしまったロボット
応援に駆け付けたライダーたちを合わせても到底やりきれない状況は、
ホワイトロード運営会社を大ピンチにへ追い込まれてもしまったのだ、
何とか対策作戦を考えたトップの秋庭を中心にした緊急作戦考案チーム
は、会議をまとめ指令室で発令したのだった、
「つまり爆破物でとにかく片付けることにする、しかしここにリスクは
ある、つまりホワイトロードその物も破壊することにもなるからだ、
そして破壊を逃れたロボットがそこから出ようときっとするだろう、
そこでライダー諸君には、穴の開いた場所へとまずは、行ってもらう、
そこで待ち構えて逃げるロボットを手前で食い止めてほしい」
その説明でライダー代表として亜紀が手を上げ質問する、
「もし現世界に出てしまった場合は、どうするのですか?」
そしてゆっくり手を上げて秋庭が応えたのだった、
「その場合は、追ってほしい、ある程度の現世界への繋がるポイントは
予測は、してある、約600の想定があるがその時は、指令センター
が君たちに指示を出す、この辺りの街となる、そのことを理解して」
そしてまた亜紀が手を上げ質問をした、
「敵のロボットの特徴などは、あるのですか?」
そして再び秋庭が質問に応えた、
「街に飛び出したら猛スピードの計算力で現世界を解読して成長をしよう
とする仕組みにAIは、プログラムされている、つまり何かと結び付き
巨大化しようとする、その成長を黙って観ていれば街ごと飲み込まれる
その前に破壊することだ、その成長中にロボットの成長の目があるのが