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不老不死ロリの国 第三部分

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「こら、やめろ、くすぐったいじゃないか。このキチガイめ。キチガイ、キチガ、キチ、キモチイイ~!」
「あれ。何か言ったか?」
「な、なんでもない。さあ、ここからが地獄だぜ。ここは、この監獄でいちばん恐れられている地獄折檻部屋だ。」
地下の個室に連れて行かれた昆太。ガラス張りの小さな部屋で、廊下の通行人から中の様子が見えるようになっている。折檻される罪人が、その悲惨な姿を他人に見られてしまうことで、心理的にも追い詰められるという親切設計である。
折檻部屋には何も置かれていない。武器は持ち込み放題な様子である。罪人の悲鳴が外に聞こえるようにと、ドアは開いたままである。
「こんなみっともない姿で、よく外が歩けたものだ。ビックリだぜ。ほら、そこに四つん這いになれ!この鞭の『ムッチリスケーベくん』が血を欲しがってるんだよ。」
「そのネーミングに意味はあるのか?」
「ほっとけ!オレをバカにしたんだな。許さんぞ!ビシッ、バシッ。」
「痛い!」
「これがボンデージ幼女地獄だ!市長を狙うとは、身の丈を考えて動くんだな。そんなこと言ってもブーメランブルマなんか穿いてるヤツに、言葉は届かないだろうがな。」
ひたすらムッチリスケーベで昆太を攻め立てる害。これだけ打たれると、さすがにヤバい感じに昆太の体は赤くなっている。
ガラスの向こうに人影が見えてきた。
「へへへ。お誂え向きに、この監獄の住人らしき輩がやってきたぜ。見せしめだ。ビシッ、バシッ。」
「あ~。『ガイちゃん』だ!」
「えっ。『泣き虫ガイちゃん』がここにいるんでちゅの?べ、別に会いたくなんて、なくもないでちゅわ。」
「ホント、いつも木の陰でぐずってたエンマ害ぢゃん。久しぶりぢゃん。こんなところで何してるぢゃん。」
「げっ!イジワルトライスターだ!どうしてこんなところにいる?」
折檻部屋を通りかかった三人幼女を目にした途端に、鞭が止まった害。
「あれ。ムッチリスケーベが急に止まったぞ。」
「ガイちゃん、久しぶり~!」
三人幼女が折檻部屋に乱入してきた。特に箱子はいきなり害をハグして顔をこすりつけている。
「ガイちゃん、やっぱり可愛がり甲斐があるよ!」
「オレはやっぱりイジメられた!」
明らかに意見のベクトルが違った。
「お前たちはいつもそうやって、オレをバカにしてきた。」
「ガイちゃん、照れてる。かわいい。キュンときた。抱きっ。」
害は箱子よりも一回り小さかった。
「箱子さん。ずるいでちゅわ。ワタクチもご相伴に預かりまちゅわ。抱きっ。」
「ふたりとも。Qを置き去りにするんじゃないぢゃん!抱きっ。」
「こら~!やめろ~。オレは子供じゃないんだ~!」
「あたしたちより一歳下なんだから、立派なおこちゃまだよ。」
「そうでちゅわ。年下のオモチャでちゅわ。」
「オモチャ、オモチャ、オモチャ。Qたちより一回りちっちゃいオモチャぢゃん。」
三人幼女は害を取り囲んで、頭をつかんで、執拗にグリグリして可愛がっている。害はニワトリのようにジタバタするだけである。
「よつどもえのロリだ。酒池肉林だ。もっといたぶれ~。まぐわえ~!」
昆太は体が赤くなっているものの、出血はない。害は体が小さくパワーに乏しいからである。昆太は、ムッチリスケーベ攻撃でむしろ血行がよくなり、体力が回復していた。
四人を見ていた昆太に気づいた箱子。
「あっ、お兄ちゃん、こんなところにいたんだ。ガイちゃんと遊んでたんだね。ガイちゃん、ちっちゃくて遊び甲斐があるからね。」
「みんなでバカにして!ボンデージ幼女地獄をみせてやる!」
すっかりプンプン丸の害はボンデージを脱いだ。
「うおおお~!ボンデージ幼女の生ストリ●プだ!」
ロリのはだか祭りに昆太は発狂しかけた。
しかし、害が脱いだら、その下は黒い和服だった。よく見ると、牡丹の花柄がちりばめてある。
「見たか、これがオレの真の姿だ。恐怖におののけばよい。ワハハハ。」
帽子を取った頭は綺麗にまとめられた黒髪。赤いかんざしがよく似合っている。
「ガイちゃん、かわい~。もうこうなったら、こうするしかない!」
「こ、こら。何をする。やめろ~!」
三人幼女は害の帯をほどき、罪人から裁く側の悪代官に成り上がった。
「あれー!」
「今度は『ロリあれー』。鉄アレーの何倍もの破壊力だ!」
 昆太は生暖かい鼻血を垂れ流している。
「いや~!やめてくれ~!」
「「「よいではないか、よいではないか。」」」
三人幼女は邪悪な黒い空気を吐き出して帯はぎを完了して、着物脱衣工程に進んだ。
「オレはおいしくないぞ~!」
「ムダな抵抗はやめるんだよ。これからがお楽しみなんだからね。」
襦袢も脱がされて、生まれたままの姿にニア状態の害。
「いっぺんに死んでやるう!」
ついに開き直った害。
「もう、オレはダメだ。オヨメに行けない~。・・・ふふふ。」
害の様子が変である。
「小さい頃からいたぶらて、いたぶられて、いつも泣いてばかりだったオレは自分を改革すべく、この監獄で修行した。そこで得られたものが、ドS。じゃなくて、ドM。ドMならどんなにイジメられても怖くない。いや気持ちいい。うひゃひゃひゃ!」
害は完全に狂ってしまった。いや真の姿を晒してしまった。
「気持ちいい。どんどん剥いてくれ~!」
「なあ~んだ。ガイちゃん、ただのMに変わっただけだよ。飽きた。」
「みんな、やっぱりオレをいじめるためにここに入所してきたんだな。ひ、ひどいよ!うえ~ん。」
「見せかけだけのドMが露呈しまちたわ。ホント、小者ですが、それが泣き虫ガイちゃんらしくて、しっくり来まちゅわ。ホーホホホッ。」
「みんなでオレをバカにして!こうなったら、最終兵器だ。これを見て吠え面かくなよ。地獄通信にあくせく!」
 襦袢だけを身につけて、スマホを取り出して、地獄通信にアクセスしようと、あくせくするが、そんなものはそもそも存在せず、なかなかヒットしない。ようやく出てきたサイト画面を見つめる害。
『地獄通販・・・。まがい物、偽物、キズモノばかりお取り扱いしております。ネットで転売すれば儲かりまっせ!』
「これも違う。だ、ダメだ。こうなったら、自分でやるしかない。これがオレの地獄通信だ!」
害は胸元から麦色の何かを取り出した。
「あっ。かわいい!」
 それを見て即座に反応した箱子。
 害の手にはわら人形が握られていた。赤い紐もついている。しかし、何かがおかしい。
普通、わら人形には顔がないが、これにはちゃんと顔があった。手書きで紙に描かれた顔が貼り付けられているだけである。幼女が描いた下手な絵である。
「このわら人形には顔があるよ。しかも笑顔だよ。これぞ、笑(わら)人形。ガイちゃん、工作うまくなったね。えらい、えらい。」
 箱子は害の頭をなでなでしている。
「また、バカにした。もう、こうしてやる!」
 害は大きく右手を上げて、全力で赤い紐を引っ張った。タダのわら人形はどこも動かない。
「泣き虫ガイちゃん。わら人形を乱雑に扱ってはいけませんでちゅわ。モノを大切にするよう、昔から吝奈おねえさんが言ってるではありまちぇんか。」
「また子供扱いした!クソ。いったいどうしたらいいんだろう。うえ~ん。」