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紀之介
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大丈夫だよねぇ
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いつもの公園のいつものコース。
私は突然、立ち止まった。
横を歩いていた直衛が、気が付いて足を停める。
「─ どうかした?」
「あそこの高台の展望台までの階段の数…」
「は?!」
「私は、奇数だと思うの」
「…いきなり、何?」
「と言う事で、勝負ね」
「話が…見えないんだけど」
「奇数なら私の勝ちで、直衛は罰ゲーム」
「だから、何で…」
「じゃあ早速、確かめてみよう!」
「いや…ちょっと待ってくれるかな。。。」
作品名:
大丈夫だよねぇ
作家名:
紀之介