大丈夫だよねぇ
「─ どうやって手を繋ごうか」
衣替えの手を、私は止めた。
「もう、大丈夫だよねぇ」
じっと手の平を見る。
直衛とデートをする様になったのは、夏の初め頃。
暑さと緊張と、手汗をかいているのを知られるのが恥ずかしくて、ずっと手を繋げなかった。
本当は、物凄く繋ぎたかったのに。
でも、付き合い始めて もう半年なので、さすがに緊張はしなくなった。
季節は秋だから、手汗をかく程、暑くもない。
だから 今だ。
冬になる前に繋がないと。
手袋をして繋いでも ちっとも嬉しくないし、寒いからとポケットに手を突っ込まれたら、そもそも繋げない。
「善は急げ だよね!」
何とかして、次のデートで、手を繋がないと。
そのためには、どうしたら良いか。
部屋中に広げた服もそのままに、私は考え始めた。。。
衣替えの手を、私は止めた。
「もう、大丈夫だよねぇ」
じっと手の平を見る。
直衛とデートをする様になったのは、夏の初め頃。
暑さと緊張と、手汗をかいているのを知られるのが恥ずかしくて、ずっと手を繋げなかった。
本当は、物凄く繋ぎたかったのに。
でも、付き合い始めて もう半年なので、さすがに緊張はしなくなった。
季節は秋だから、手汗をかく程、暑くもない。
だから 今だ。
冬になる前に繋がないと。
手袋をして繋いでも ちっとも嬉しくないし、寒いからとポケットに手を突っ込まれたら、そもそも繋げない。
「善は急げ だよね!」
何とかして、次のデートで、手を繋がないと。
そのためには、どうしたら良いか。
部屋中に広げた服もそのままに、私は考え始めた。。。