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舞いたけたけ
舞いたけたけ
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ガチクズニートで異(ブラック)世界転生

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「やめろ!マジで!違う違う!そうだけど悪魔だけど悪魔じゃない的な何かなんだって!やめろって!マジで俺は今回の戦争に無関係だから!まじで!おい!俺の中の奴!おめーも黙ってねぇで何か言えよ!」

「くらえ!」

兵士はそこいら辺に落ちていた剣でケイヤの体を刺し貫いた。

「いっでぇぇぇ!やめろ!ゴリラ!離せ!んなもん俺には効かねーんだよ!」

「何だ…こいつは…お前…一体…」

「あぁ…ったく…人に説明すんの始めて過ぎてなんて言えば良いか全くわからん。」

「黙れ!化け物が!死ね!」

「はぁ…」

ケイヤはため息を付くと、その場からゆっくり立ち上がりよろよろと歩き出した。

「おい!待て!どこに行く!おい!」

「…付いてこい…今の現状どうなってるか詳しく教えてやっから…」

ケイヤは刺されたにも関わらず少しだけ嬉しそうにも見えた。


第12話

「はぁーいというワケで、ロリコン&ショタコンだった天老のジジイ共はロリショタの刑で壊滅。ロリショタ軍団の天皇共はジジイに犯された過去を悔いて自決。童貞の解放軍共はモテる為に新たな国を設立。ここまでおーけー?」

ゴリラは首を横にふった。

「はぁ…つまり人間なんてどいつもこいつも変わらずゴミってことだよ。特に他人の幸せを潰そうと企む奴なんてのはゴミ中のゴミだ。で、今までゴミ中のゴミがゴミなことしてゴミが万歳してたってこと。そこを童貞で純真な心を持った貴方のようなモテないゴリラの集団が救ったってことよ。…………ちょっ…痛いんだけど…」

顔に血の登ったゴリラが剣でケイヤの体を突き刺した。


「だぁぁぁぁれが童貞のゴリラだごらぁぁぁぁ!」

「やめろって!チンパン野郎!はぁ…何にせよ…ありがたい話だぜ。一応あんたらゴリラ一族のおかげで奴隷から解放された奴がわんさかいるし、そいつらも新たな国を築き上げんのに必死。まぁ俺からしたら軍事力を高めてる時点であの国と何ら変わらんと思うけどな」

「シュベリアンだ。あの国の名前は。私が産まれついた頃には既にあった国だ。私も奴隷として働かされていたが、あの解放軍に助けて貰ったのだ。」

「まぁ、お前のくっそつまらん過去はどうでも良いが、つまりだ、そのシャーベットなんたらを皆で仲良く殺っちまおうぜって話よ」

「お前!死なないからって何だ!その口の聞き方は!殺されたいのか!」

「うるせぇ!殺せんなら殺してみろよ!ゴリラが!知ってるか!ゴリラってうんこ投げつけてくんだぜ!このうんこ野郎!!うんこ!あっそーれ!うんこ!てか、お前いくつだよ!」

「19だ」

「はぁあああ!?その見た目で!19とか!40くらいのゴリラにしか見えねぇんだが!」

「うるせぇ!お前年いくつだ!おぉ!?」

「23」

「はぁぁぁぁあ!年上ぇぇぇぇ!?見えねぇよ!そこいら辺の取り憑かれた大きめのゴミにしかみぇねぇよ!ゴミカス!お前の元いた世界の奴等ってのは皆そんな奴等ばっかなのか!?」

「んだ!ゴリラうんこ!うんこゴリラ!…………はぁ…ま、それは置いといてだ、これからお前どーすんだよ」

「勿論、解放軍に合流する。」

「そうか。気を付けてな」

「いや、取り敢えずお前も一緒にこいよ!」

「えっ…超めんどくさいんだけど」

「いや、お前の帰る方法だのなんだの、悪魔に取り憑かれた云々の…」

「良いよ。心配しなくて。」

ケイヤはゴリラの言葉を遮って言った。

「俺はこのままでいい。現実に戻ったところでお前の言うところのゴミと同じ扱いを受けるだけだ。それに向こうに友人は一人もいない。まぁこっちでも一緒だがな。それにだ、俺はお前等のやり方に賛同出来ない。」

「どうゆうことだ」

「解決策があるかもしれないってことだよ。勿論、今は言わないがな。」

次の瞬間だった。ゴリラがケイヤに思い切り溝打ちを入れた。

「ガハッな、なにを…」

「いいから変なことぐちゃぐちゃ言ってないでこい!担いでってやるからよ。それにお前一人じゃ何も出来まい。こっちの世界じゃお前はただ死なないだけの何も出来ないガキ同然の奴だ。見たところ何も食べてないみたいだしな。」

ゴリラはケイヤの体を軽く担ぎ上げた。

「うるせぇゴリラ…」

「あれ?泣いてね?」

「黙って運べ!」

あっちの世界でもゴミ同然のただ年くったガキだったけどな…

ケイヤはこう思いながらも

ありがとう

と小さく小さく小さく呟いた。


第13話 国燃えてね??

人間なんてのはゴミみたいなもんだ。

お互い無価値なクセして必死な奴等だ。

自分は他人よりもこう上回っているんだ。この価値を見つけるのに必死だ。そのせいでいつも何かを失う。

懲りない奴等でこの世界は出来あがってる。

嫉妬と憎悪を膨らますのにいつも必死でとてもとても惨めな奴等なんだ。

自分がどれだけ無力かなんて本当は分かっているくせに。

何も出来ないくせに。

それでも自分は違うと言い張り自分は特別だと。あぁ、そうだな。本当に滑稽という意味では実に特別な存在だよ。

私は神の庭園で200年もの間働いてきた。その私が何故今こうやってこんな男の元にいるのか…私は何故こんなことを考えている。

この男には自分に通じる部分があった。

この男は魔法を全てわざと受けた。この男は剣に自ら刺されに行った。その間に何人救った。

誰もお前など讃えもしないだろうに。

「フェックシッ!」

「どうした」

「いや…別に…おっ、あれなんか見えてきたんじゃね…」

ゴリラとケイヤはひたすらに解放軍が設立した国を目指していた。

「………あれ、あそこ……おっかしいなぁ………」

「今度は何だ」

「いや、あそこが国の入り口的な感じだったんだが…気のせいか火上がってね?てか、国燃えてね?」

「いかん!」

ゴリラは火の上がる方へ走っていっ

第14話大きな怒りと悲しみとありえないくらいの落ち着きと


「だれか!誰かいないのか!」

「おい!ゴリラあぶねぇだろ!それ以上近づくんじゃねぇ!」

「まだ中に人がいるかもしれないだろ!」

「だからってお前も死ぬ気かよ!」

ケイヤがゴリラの体を必死に押さえる。

「やめろって!行くんじゃねぇ!」

「そ、そんな…」

ゴリラは目の前に燃え上がる火をただ愕然とした様子で見つめていた。

「おしまいだ…そんな…」

ゴリラは完全に生気を失い、燃え尽きたかのようにそこに崩れ落ちた。

何だってんだよ…チッ…こっちの世界きていきなり刺された挙げ句、不細工な悪魔にいきなり魂取られ、奴隷として強制労働させられ、戦争の中ただ生死をさ迷っただけじゃないか………おまけに死にたくても死ねずただ痛いだけを繰り返すだけ!ここまでやって出会えたのがゴリラ一匹…………俺の最強伝説は!俺の歴史は!俺の可愛い美人、イケメンな勇者や仲間達は!どこなんだよ!
ケイヤはひたすら思っていた。

はぁ……このゴリラと居ればそうゆう奴等に会いやすいかと思ったけど………チッ…………

「おい…ゴリラ立ちやがれ…」

「もうだめだ…おしまいなんだ」