小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

WHO ARE ROBOT?

INDEX|31ページ/31ページ|

前のページ
 

 どうやら、二人で呑みに来た時に意識を失ったらしい。ロボットう工学の話をしていたはずなので、こんな余計な夢を見てしまったのだろう。
「紹介するよ」
 と言って、真田は横にいる二人の女性を紹介してくれた。
「早苗ちゃんと千尋ちゃん。僕たちは三人親友なんだけど、まるで三すくみのような関係なんだ」
 と言って真田は笑った。
 そのまなざしを見つめていた島田はゾッとした。何と彼の目の奥に、白い閃光が走ったかと思うと、歯車のようなものがギシギシと軋っているのが見えたからだった。
「どうしたんだい? 君だって僕たちと同じだよ」
 と言って、ニッコリ笑う三人に見つめられると、手術台に寝かされ、教授を含めた男たちに見下ろされ、白い歯をキラリと光るメスが目の前に迫ってくるのを感じたのだった……。

                  (  完  )



2


作品名:WHO ARE ROBOT? 作家名:森本晃次