はーい♡
「ねーさまー 編ませて下さいー」
豆ちゃんのつぶらな瞳に、私が勝てる訳がありません。
「じゃあ…そこの客間でも 使う?」
「ありがとうございます!」
いそいそと、部屋に入る豆ちゃん。
戸を閉める手を止めて、真面目くさった顔で呟きます。
「私が紐を編んでるところは、決して見てはいけませんよ?」
お約束のセリフに、吹き出しそうになる私。
努力して表情を引き締め、言葉を返します。
「はいはい。覗いたりしないから、安心して」
大きく頷いた豆ちゃんは 満足げに、客間の戸をピシャリと閉めたのでした。。。