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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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隠子の婚約+美人の退職+愛娘の受験+仕事の責任=幸せの1/2

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「もしもし、木田です」
「木田さ〜ん。やりました〜」
「え?」
「両親がOKしてくれました」
「本当か? やったー! 小原ありがとう」
「電話でお父さんに話してから、お母さんに代わってもらったんですけど、お母さんが中々『うん』て言ってくれなくて、時間かかりました」
「無理にお願いしてくれて本当にありがとう」
「いいえ、私が納得出来なくて残りたいだけですから、それをお母さんに、木田さんにはどれだけお世話になったか、恩がある人だから力になりたいって言ったら、『そういうことなら、協力してあげなさい』って言ってくれたんです」
「本当に? 俺、恨まれない?」
「大丈夫です。逆に、『心配してるだろうから、今すぐ連絡してあげなさい』って言われて電話しました。
「お母さんにも、『迷惑かけてすみません』て伝えてよね」
「はい、でも私のわがままで納得してもらえたのでよかったです。それで、これから旦那を説得するんですけど、旦那には、『私が残りたい』って言ったら、『なんで!?』って怒ってるので、『木田さんの力になりたい』て言うと、嫉妬すると思うんです」
「シット! そうなの?」
(確かにそう思われても仕方ないような会話を、毎日してたけど)少し心配になる博之。
「それで、お願いなんですけど、今回私が残るのは、木田さんから強くお願いされて、断れないってことにしたいんですけど・・・」
「・・・それじゃ、余計、俺、恨まれない? 実際、仕方ないんだろうけど」
「その方が、困ってるのが私ってことになるから、旦那も怒るかもしんないけど、理解してくれると思うんです」
(そうか。憎まれ役か)博之は、ちょっと困惑したが、
「うん。何でもいいよ。お前が残ってくれるなら、どんな目にあっても助かるから」
「じゃ、今回は安心してください。今日は最悪の場合、女を出しますから」
「ふふふ、それなら任せるよ。喧嘩しないでね」