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亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
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隠子の婚約+美人の退職+愛娘の受験+仕事の責任=幸せの1/2

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 その時博之は、時間を確認しようとスマホを見た。
「あれ? 着信があった」
「奥さんですか?」
相手は、愛音である。
「・・・いや」
博之は考えた。今、小原といい感じになって来ていたので、邪魔されたくなかった。
「他の女ですね」
「そんな女いないよ」
「じゃ、かけなくていいんですか?」
「愛音だ。・・・お前との会話に水差されたくないけど、これはかけないといけない電話んなだ」
「いいですよ。遠慮なくどうぞ」
「ごめん、ちょっとかけて来る」
 博之はウェイターにスマホを見せて、電話をしに店を出る合図をしてから、外の階段の踊り場に出た。その時歩きながら、リダイヤルをしていた。
「もしもし、あ、俺。ごめん気が付かなくって。・・・うん、まだ飲んでる途中。・・・そうだった? よかった。女房からも聞いた。もう落ち着いてる?・・・拓君は、驚いてた? ・・・何! 殴られた?」