小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」
亨利(ヘンリー)
亨利(ヘンリー)
novelistID. 60014
新規ユーザー登録
E-MAIL
PASSWORD
次回から自動でログイン

 

作品詳細に戻る

 

隠子の婚約+美人の退職+愛娘の受験+仕事の責任=幸せの1/2

INDEX|61ページ/149ページ|

次のページ前のページ
 

「こういうヤバイ話、面白いよな。酒飲むの本当に楽しい」
「ですねぇ。お酒って怖いですよねぇ。木田さんの正式じゃない人数はどれくらいです?」
博之は、あんまり正直に答えるのもおかしいと思って、
「数えてない。1ヶ月に一人を目標にしてた頃とかあったから」
「それなら敵わないな」
「でも結婚してからは、本当に心入れ替えたかえらな」
「へへ。本当ですか? 海外出張とか長かったじゃないですか? ちょっと噂聞きましたよ」
「ああ。海外は仕方ないよ。現地のやつらが勝手に連れて行ってくれるし、そういうとこ」
「皆で風俗行くんですか?」
「それが風俗じゃないんだよ。普通のスナックだと思ってたら、女の子が横に付いてズボンのチャック下ろして来たり、帰ろうと店を出たら、ホテルまで送りますって言われて、そのまま部屋まで来られたり、だから皆、喜んで連れて帰っちゃうよな」
「お金高く付きませんか?」
「海外出張手当がいくら付くか知ってる? 給料とは別に一日50ドルだよ。中国とかアジアだったら、それで十分なんだ。毎晩飲み歩いて、お持ち帰りしてもお釣りが来る」
「天国ですね。何回くらい海外行きました?」
「うーん? 飛行機なら200回は乗ってる」
「ひえー! 桁外れ!」
「その度に、女買わないぞ。仕事だよ。毎回毎回じゃ飽きるって」
「またまたぁ。もう分かってますよ」
「でも本当に、極たまになんだよ。初めて台湾出張に行った時なんか、吉山課長と一緒だったんだけど、彼意外なことに、女買わないと言ったんだ」
「ええ? 一番好きそうな人なのに」
「そうだろ、そんなことに金使うくらいだったら、自分で調達するって言い出して、俺を誘うもんだから、二人してナンパしに出かけたこともあった」
「はあー、どうでした」
「全然ダメで、言葉通じない。俺もまだ30歳の頃は、中国語はまったくだったから」
「で、諦めたんですか?」
「んなわけないじゃん。手っ取り早く、日本語話せるホテルのフロントのお姉ちゃんを誘ったら、簡単に引っかかって、それはそれは楽しい出張生活でした!」