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移り変わる暮らし

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昔若い頃のことだが、年を取って強く生きる為には孤独に強くあることだと聞いていた。
独りで楽しめることを持つということに通じる。

私はネットで書きものをしていたり最近では地元の句会にも入った。だからやることは一杯ある。でも時々そういうことから離れて、顔を見て話したいなと思うことがある。
独りで外食している時電話を掛けたら、今度誘って欲しいと言われるが、わざわざ誘ってまで食事に行くのも億劫でつい独り行動をしてしまう。

しょっちゅう人が訪ねてきて時間を取られるのも煩く思うだろうが、全く人が来ないとひとりぼっちを感じてしまう。

若い時みたいに家族が同居しているときは煩わしいこともあって独りになりたいと思ったものだが。無いものねだりの願望だろうか。

作品名:移り変わる暮らし 作家名:笹峰霧子