赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま 61~65
赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま (65)
地震 雷 火事 親父
閃光がはしる。走凄まじい雷鳴が、油断していた2人の頭上で炸裂する。
音に驚いた清子が、恭子の胸へ慌てて飛び込む。
間髪を入れず恭子も、耳をおさえ、清子の背中へ覆い被さる。
『イテテ。乱暴だな2人とも。か弱いオイラが潰れちまうじゃねぇか・・・
重たいぞ。頼むから2人とも、おいらから離れてくれよ』
2人の重みをまともに受けたたまが、清子の胸の下で、必死にもがき続ける。
『ごめんごめん。たま。だってさ。びっくりしたんだよ、突然だもの。
ホントにごめん。大丈夫だったかい、お前?』
『大丈夫なわけないだろう。
か弱いオイラにBカップもどきと、Dカップが突然のしかかって来れば、、
さすがに只じゃ済まない。
イテテ。参ったなぁ。
おまえらのおっぱいのせいで、おいら、骨折したかもしれないぜ』
作品名:赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま 61~65 作家名:落合順平