赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま 50~55
「恭子お姉さんのお胸は大きくて、形がいいので羨ましい限りです。
どうしたら、そのように大きくなるのでしょうか・・・・
何か秘訣のようなものでも有るのですか?」
「秘訣なんかないけど、好き嫌いしないことと、乳製品や豆腐などの
豆類をよく食べることかな。
母親からの遺伝という人もいるけど、食生活や睡眠のほうが大切だと思う。
北海道や東北の女性の胸が大きいのは乳製品などを、
よく食べているからです」
「乳製品と豆をよく食べると、胸が大きくなるのですか・・・」
「昔の女性は20代前半で、大半がAカップと言われていた。
今はCカップが多いと言われている。
違いは、成長ホルモンの差から来ているようだ。
ある程度の年齢から、女性ホルモンと成長ホルモンが分泌するようになる。
プロラクチン受容体が出来上がってないと、乳房は大きくはならないんだよ」
「プロラクチン受容体?。なんですかそれ?」
「プロラクチン受容体は、10歳前半で出来る人もいる。
遅い人は20歳を過ぎたり、中には一生出来ない人もいるそうだ。
成長ホルモンは18歳をピークをむかえ、20歳から減少する。
ゼロになるわけではないから、中には奇跡的に20歳を超えておおきくなる
人もいる。
そういう可能性もちゃんと残っている。
だからお前も、もう遅すぎると悲観する必要はないさ」
「プロラクチンというのは?」
「プロラクチンというのは、脳の下垂体から分泌されるホルモン。
女性の妊娠や出産などに、大きく関わるホルモンだよ。
妊娠中は乳腺を発育させる。
出産後は、乳汁の分泌を促す役割を果たす。
そうかお前はまだ、身体が大きく変化を遂げる前の年齢だもんね」
作品名:赤襟の清ちゃんと、三毛猫のたま 50~55 作家名:落合順平