もやもや病 6
59 十人十色
次男の病気は、十人十色の問題で、それぞれ何が問題になるのかならないのか、誰と同じということがない
それはもやもや病がどのように発症したか、TIA一過性脳虚血発作でわかったのか
脳梗塞までになってしまっていたのか
脳内出血を起こしてしまったか
頭痛だけだったのか
発症したのが、赤ちゃんの時か、幼児の時か、学齢期か、思春期か、成人か、中高年になってからか…
血流不足の部分、狭窄してしまった血管の司る場所によっても違う
大きな問題が無さそうに見えても、高次脳機能障害という後遺症もある
その高次…と言うことも又、大きく分けて10項目、その中でもまだ別れる症状
その症状の有る無し…
人間の脳はコンピューターというように言われるけれど、本当に高度な部分のどこが阻害されても大問題だ
その患者達が集まって情報交換をするとき
若い子どもには当然の思いとして、自動車免許を取りたいという話が出てくる
その患者の一番近くにいる親の判断で、取らない方が良いよと言われている子ども達が、他の患者を見て、あるいは関係した大人達に、免許とれるものならとった方が、行動範囲が広がるから良いよ、手や足にしょうがいがあっても、車の改造も出来るから…
私はこういうように言うことを怖いことじゃないのかと思いながら聞いた
車に乗ると言うことは、相手があること
車に乗っている人は、その運転する人が何か問題を持っているとは思っていない、そうでなくては走れない
自動車教習所で、何時間オーバーしてもとれるかもしれない
でも、取った免許証を身分証明としか使っていないという人も複数居た
安い金額ではないのに…
そしてそれを受けることが出来ないと適性検査で判断されることも又、大きなショックでもあり
実際1人で走ることが怖いと思うのも、大きなストレスでもあって…
次男に免許を取ることは出来ないからと言った
わかっていると思う
こんな田舎にいたら、免許がないと身動きできない
お母さんが乗れるうちは、お母さんがあなたの足になるから…
そう言いながら、乗せてあげないとか言って脅しに使ったりして居るんだけど^^もちろん冗談^^
一般論を、色々な症状を抱えている患者の前で言っても良いものかどうか、大きな疑問だ…
自分の判断で聞き流すようにと言うことだろうか
私のように心配する必要はないのか…
そんなこと言わなくたってわかってることじゃない…なのだろうか