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もやもや病 5

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48 小銭が貯まる

10年位前かな…
電話で相談を受けていたとき
次男が、支払いの時に、たとえば1,498円とかいう金額をきちんと出すことができないという話をしたことがあった

たまたま、階段で電話をしていたときだったようで、部屋にテレビがついていると、私は階段に腰掛けて電話をするのだけれど、その階段の真上に次男の部屋があったから、話を聞こうと思えば聞こえてしまう^^;

そういう金額の時、いつも、千円札を出したり、5千円札を出したりして、お財布の中に小銭ばかりになる、そうすると私のところに持ってきて固めてというようなことが多くあった

そのことを、高次脳機能障害の1つとしてあることだと思うというような話をした…
それを聞いてしまった次男…

むきになってぴったり出すことをしようとした
そして時間がかかったにしてもそれができるようになった^^

レジのところで、右手が少しでも不自由なところに細かいお金を出すことが確かに苦手だったのだと思う

この頃は、私と買い物に行くとき、端数の7円とか、8円とかを出してくれようとしたり^^
でも、1,498円だったりしたらそれは1,500円出してしまった方が簡単、早いということが時々まだわからないというか、判断がつかないことがあるようで^^;

でも、次男のプライドを傷つけたのか、次男はむきになってお金を細かく出そうとしたことが、なんだか良い感じなんて思ってみている私だった^^


作品名:もやもや病 5 作家名:とことん