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もやもや病 1

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@猫型、犬型

こんな表現はおかしいでしょうか、でもよく言われることのようです
大きな病院で、医師が転出するとき
先生について行く患者は犬型
先生は転出されても、その病院に残る患者は猫型
犬は人につき、猫は家につくということからきているようです

どんなに良い先生でも、大きな病院は特に主治医が動くことはよくあることです
その先生がもしもとても遠いところに異動されたら、患者はあとを追って行けるものでしょうか
そう思ったら、患者がこの先を思って転院してもどうということではないように思います

大学病院は行き止まりです
町のクリニックから、総合病院、そして大学病院と紹介されて受診したとき
大学病院が、例えば症例が少ないからと
患者を他に紹介することはほとんどないように思うのですが
そんな時、自分で集めた情報を持ってお話しするしか
転院するチャンスはないように思います
どこかの内科医が言っていました
医者選びも寿命のうちです

@先生と患者

脳外科の患者は、どこでもお年寄りが多いことと思います
そんななかで、子どもや若い人たちが、脳外科を受診するとき
先生は、この患者をなんとかしてあげたいと強く思って下さるそうです

お年寄りだからとか若いからとかいうのではなく
脳外科という科の内容がそう思って下さるのかもしれません

患者側も、わからないことをわかったふりをしないで聞きましょう
信頼している、頼りにしているという思いが伝わるようにお話ししましょう
私たちにはなくてはならない大切な先生です
先生との信頼関係、とてもだいじなことと思います

ただ人の頭を手術していると思うな
人の人生を手術をしていると思え、頼むから単なる手術だと思わないでくれ

そう後輩に指導している脳外科医もいるのです

作品名:もやもや病 1 作家名:とことん