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もやもや病 1

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9 パンツの替え

私は先生に普通に扱わないで欲しいと言ったけれど、それはどういう形で返ってきたのか…
宿泊学習の時には、私は付いていくことなど考えなかったし、先生にお願いして出させた
その夜は、先生から、無事に宿舎で班ごとに部屋に入って寝る時間ですから心配なくと言う報告電話が入って、ありがたいと思った…

でも、そのくらいのことだ、良かったのは…

脳梗塞の後遺症で、次男はトイレに行きたいと思ったときに、待つという時間がとても短いことがわかった
普通は行きたいと思っても、2,30分は待つことが出来るらしい
膀胱に尿がたまったとき、500ccぐらいは溜めることが出来るらしい

それが、脳のトラブルの後遺症で、トイレは行きたいと思ったとき、5分もしないで漏らす…ようなことらしい

どこに行ってもトイレ、トイレ、この近所のお店のトイレはほとんど制覇したし^^
車に乗っていて困ったこともある
教室でも結局はそうで
次男の迎えに行ったとき、クラス全員の居るところで
担任教師は、私に、普通の大きな声で言ったものだ
これはお漏らししたパンツです、保健室でパンツ借りましたから新しいパンツ買って帰して下さい
初めてのことじゃない、今はいているパンツだって、私が買って返したグンゼのパンツだったのじゃないかと思う、このサイズで次男以外にお漏らしをする子がいるとは思えない
他の子に聞こえないようにと言う配慮は一切無かった…

ランドセルの中には、替えのパンツも入っていたけど、次男が自分でそれを取り出そうと思わないのか忘れるのか、保健室の先生の対応の方が早いのか、いつもそうやってグンゼのパンツだった

作品名:もやもや病 1 作家名:とことん