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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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音ゲな僕らの青春記録

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 僕がそれに興味を持ったと知ると、今度はまた別の曲を聴かせてくれた。「murmur twins」「Lucy」「spica」の3曲。どうやら同じ人が作ったらしい。作曲できる人って、正直にすごいと思う。
 最後の曲が終わって、赤いカードが左の四角い何かから排出される。それを取って息吹が戻ってきた。
「どうだった?」
 聞かれたのはつまり言うところの感想だろうか。
「そりゃ……よかった。」
 この筐体の中には、あとどれだけの曲が詰まっているんだろう。と、ちょっと気になったりした。
 そこでサトシさんが、こんなことを言いだした。
「やってみるか?」
 そして100円玉を1枚、僕に手渡す。……これをどうしろと?
「イブキ、教えてやれよ。」
 言われた息吹は財布からもう1枚100円玉を取り出すと、さっきの筐体へ向かう。そして、ステージの上で僕を手招きした。
 ……さっき息吹がやってたことをしてこい、ということなのか?