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アリス・スターズ
アリス・スターズ
novelistID. 204
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音ゲな僕らの青春記録

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「ねぇ、キミってゲーセンとか行ったことあるの?」
 ある日の昼休み、2人で弁当をつついてる時に息吹が聞いてきたんだ。
「ゲーセン?……そういや、ここ何年も行ってないな。」
「そうなんだー。」
 再び箸を動かし始め……たと思ったら、さらに言った。
「今日の放課後さ、キミに紹介したい人達がいるんだ。ボクの友達なんだ。」

 どうやら、息吹は「ケーズ」というゲーセンの常連らしく、そこにも友達がいて、その人達に僕を紹介したいらしい。
 そういやそのケーズという店は外見だけは見たことがある。駅前の通りにあるコンビニの2、3軒隣だったような。なんかちょっと入りがたい雰囲気だし、自動ドアが開いたときものすごい音が聞こえるもんだから入ったことなかったんだけど。
「息吹の友達かー……会ってみてもいいかもな。」