パパはロボット
その後、パパは 母さんの運転する自動車で研究所にいって入院することになった。
久しぶりに連れていってもらった研究所で、ぼくの健康診断もされた。
そして、結果が出るまで母さんと館内を見学させてもらった。
ぼくの夢。ぼくの将来。
ここに来たいな。 だって可愛い女の子がいたんだもん。
そして…… ぼくがパパを守ってあげるんだ。
パパは、一週間の入院というのか、修理されて戻ってきた。
あれから、ぼくは、パパと母さんといろいろな体験をすることになったんだけど。これはまた別の機会に… ということで話はおしまい。
あ、でも最後に……
先日、パパと母さんが ぼくのきょうだいを、と話しているのを聞いてしまった。
ぼくは、妹が欲しいなぁ。
ぼくは、学校であることを学んだ。ぼくにはまだ不可解な部分ではあるけれど、そういう事なのかな?と 未熟なぼくは考えた。
それを考えると パパはどうやって母さんと… と頭を悩ませる。
ま、いつかぼくが研究者になったときに明らかにしていこう。
サンプルは、ぼくの中にある。
― 了 ―