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遅くない、スタートライン 第4部 第1話 11/2更新

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美裕の顔に汗が滲んでいた。俺はツバを飲み込んだ…

「あ、後…次の信号曲がって5分ほどだ」
「うん。わかった…大丈夫だから!前向いて安全運転でお願いします」
「りょ、了解!」俺はゆっくりアクセルを踏んだ。

病院のパーキングで、真理子第2副院長先生の携帯に電話した。それからものの数分で、福永助産師と真理子第2副院長先生が車いすを押しながら走ってきた。真理子第2副院長先生は美裕の顔を見ておなかを触った。

「とにかく診察しよう!MASATOパパ!入院準備の荷物積んでるか?」
「は、はい。千尋さんが持っていけと」俺は手を伸ばして荷物を掴んだ。
「MASATOパパ!このまま入院なるかもしれないから!診察の間にお家に電話してね」
福永助産師が美裕の手をゆっくり引っ張り、車いすに乗せた。

「心配すんな!私がついてるんだぁ!MASATOパパ!ナースステーションで入院手続きしな」
真理子第2副院長先生は俺の顔を見て笑った。そうだな!真理子第2副院長先生と福永助産師だ!大丈夫だ!
俺は自分にそう言い聞かせた。