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遅くない、スタートライン 第3部 第5話10/14更新

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俺はキッチンにいる美裕のそばに行き、おなかを軽くなでた。よぉ動いてるわ…この娘!俺の手が触れるとご挨拶かよく動く。
「うん。まだ起きてるんか?モアちゃん!兄ちゃん寝たぞ。はよアンタも寝なさい」
「うん。今日はもう寝なさい!パパとママ…お話するから」
不思議なことに…母親の美裕が言うと動くのやめるんだ。この娘 ( *´艸`)

美裕と俺はソファにかけて、ほうじ茶を飲んだ。この頃ノンカフェインのほうじ茶があるんだよ。妊婦さんはこれがいいよぉ。

「うちが5LDKで、千尋さんとこは4LDKで共用の庭があって、車庫が別にあって4台停めれるって言ってたな。雅樹兄貴は収納スペースも壁一面に取るって言ってたぞ。俺達作家業タイプの書斎も作ってるとも言った」
「よねぇ!あの人の頭の中はいつもわからへんって春花さんがボヤいていたわ。もう閃いたらそっちの世界行っちゃうって。また、お父さんの福永雅夫一級建築士もまだ現役で、高茂久総合病院のお仕事と兼業で頑張ってるそうよ」
「うんうん。親子で一級建築士だぜ!すごいよ!あぁ…高茂久院長ってすごいよな?」
「高茂久グループの会長が高茂久総合病院の院長(*^^*)コネもあるしツテもあるし」
「恐れ入りました。特技が焦げ付き物件の買取をし、有効な物件にして売る!だもんな」
「で、農業作業が大好きな先生だもん。このお家も車で通った時に見て一目惚れしたって言ってたね」
「いつ通ったんだ?全然知らんかったわ」
「先月って!車で通った時に雄介義兄さんが畑でさつまいも収穫してるの見たそうよ」
「そうなんだ!あれ最後のさつまいもだったな!そっかそっか…それ見て一目惚れしてくれるんなら、この家も大事にしてくれるさ。あの先生なら」
「うん。モアちゃん!来年の4月にはまたお引越しだよ」私はおなかに手を当てた。
また…パパもおなかに手を当ててこう言った。

「パパとママとあっくん兄ちゃんとで新しいお家に行こうな」と…