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過ぎゆく日々

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明日


♪涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように

心に響く応援歌だ。
 でも、雑草のように強くなれない草もある。
明けない夜はない、やまない雨はない――と言うけれど、
 もう立ち直れないと思う時だってある。
心の癒し方のような本を読んでみても、
 それができないからこの状態にあるんだ! と突っ込みたくなるようなことばかり書いてあったりする。

♪見るものすべてにおびえないで

確かに何もかもが怖くなる時がある。
 電車や病院の待合室など閉鎖的な空間に足を踏み入れた時、そこにいる人たちはみな仲間で、自分だけがよそ者のような疎外感を感じ、冷ややかな視線を浴びているように勝手に思ったり……

そんな心が弱っている時は、考えれば考えるほど悪い方に意識が行ってしまう。
 つまり、できれば何も考えないことだ、とてもむずかしいことかもしれないけれど。
そのうちに、心のエネルギーが回復してくる。もう無理……と思っても心にだって自然治癒力があるはずだ。だからこそ、今日までやってこられたのだから。

 ケ セラ セラ なるようになるさ
でいこう。そうすれば、

♪明日は来るよ 君のために

作品名:過ぎゆく日々 作家名:鏡湖