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田舎の工場での奇想天外な出来事

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第6話:お見合い事件3
そのうちに、何かおかしくなって、お互いに笑い
出したのであった。
そして北島が、彼女には、彼氏がいると言う事ですね
というと、お茶目に、その通りだというのであった。
 その彼氏は、父の会社に出入りしている、農機具メーカーの
セールスマンだと言うのである。
 彼は、いい人何だけれど、気が弱く、やさしい性格で、営業に
向いてないし、父の最も嫌いなタイプだというのである。
 第4話:お見合い事件4
更に、彼女は、話を続けて、彼は、彼女が、いなきゃ駄目なの
と言う有様だった。彼女の方が、彼に惚れてんじゃないかよ、
と心の中で、叫ぶのであった。
 こりゃ駄目だ、こんな茶番劇につき合っては、
いられないと思うのであった。
 そこで、彼女に、どうしたら良いのですかと質問した。
 すると、さっきあなたが言った言葉、娘さんはタイプではないと、
おっしゃれば良いのよと笑いながら答えた。
 わかった、早速明日にでも工場長の方から、その様に、
伝たえてもらうよと、返答した。その後、彼女は、胸のつかえが
取れたのであろうか、晴れ晴れとした顔にもどったのであった。
 翌日、工場長に、お断りの電話を入れてもらった。
 その数週間後、見合いをした娘さんが、誰かさんと、
駆け落ちして、姿が見えなくなったそうであった。
 心の中で、彼女に、うまくやれよと、励ます北島であった。