社会に不適合な二人の
震えるぞハート(恥ずかしくて)、燃え尽きるほどヒート(恥ずかしくて)
小さい頃には、漫画やアニメのマネをすることが有るように思います。
あるとき、弟と、そんな昔何をマネしたのかと言う話になりました。
「あなたはあれですよね、天化の口マネですよね。」
「うるさい。まあ、普通は俺らの時代はカメハメ波だよなあ。」
「ですねー。あと、月にかわっておしおきよ、とかね。」
「あとは、アバンストラッシュとかな。」
「あの握りの意味が結局良く分からなかったね。あと私はジョジョのマネかなー。」
「ジョジョ?ジョジョ立ち?スタンド?オラオラ?」
「いえいえ、波紋の呼吸ですよ。」
「は?」
「コオオオオオって音を立てて息を吸ったり。」
「それはない。」
「あるよ、あとは波紋の訓練とか。」
「なにそれ?」
「10分間息を吸い続けて、10分間息を吐き続けるとか。」
「出来るの?」
「い……一分間ぐらいなら。」
「ばかじゃない。きっとお前だけだよ。」
五行開印とかやってた人にいわれたくないと思いました。
――――
[アニメのマネ]…消したい記憶。
[カメハメ波]…漫画のドラゴンボールの必殺技。大王とか48の必殺技ではない。
[月に変わって]…セーラームーンの決め言葉。月がするおしおきとか、ちょっと想像がつかない。
[アバンストラッシュ]…ダイの大冒険の必殺技。逆手で剣を握って振ると何か出る。剣は逆手の方が強いのだと勘違いしたり。
[ジョジョ]…荒木飛呂彦先生著の漫画、ジョジョの奇妙な冒険。ポーズを決めたり、敵を倒したり、ポーズを決めたり。
[波紋の呼吸]…特殊な呼吸をすると、長生きで若々しくなれる。ついでに吸血鬼も倒せる。
[一分間ぐらい]…意外と一分間呼吸を止めるより、一分間息を吸う方が辛い。
作品名:社会に不適合な二人の 作家名:春川柳絮