社会に不適合な二人の
おやすみは起床の挨拶、おはようは就寝のあいさつ
弟は終わらない冬休み中、私はアルバイト生活、ということで二人とも不摂生な生活リズムを送っています。
夜中に目覚めて台所へ行ってみると、時々丁度弟が居ることがありまして、一緒に冷めた夕ご飯を食べたりすることがあります。
「じゃ、おやすみ。」
「おやすみ。」
食事が終わると、そう言って弟は台所から出て行きます。
だからといって、二人とも眠ったりはしません。弟はゲームをしたり漫画を読んだり、私も漫画を読んだり投稿作品を書いたりしています。
そんなこんなで夜が明けてきて、廊下に出ると弟がのっしのっし歩いてくるところに出くわします。
「おはよう。」
「おはよう。」
その時弟は風呂に入ろうとしているところでした。つまりその後寝るつもりのようです。私もお腹に者を入れてから、寝てしまおうと出てきたところでした。
そんな地球の周期と不適合な生活の毎日です。
作品名:社会に不適合な二人の 作家名:春川柳絮