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月とコンビニ
月とコンビニ
novelistID. 53800
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1作品目 「もしも織姫と彦星がコンビニの店長だったら。」

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織姫   そんなに遠くっちゃ聞こえない
蛇の目  はぁ
織姫   これでレジ要因確保っと。
蛇の目  そのために呼んだんですか。
織姫   いいからいいから。
蛇の目  分かりましたよ。それで?彼とはどんな関係なんですか?
織姫   ちょっと前にね、会ったことがるのよ。その時も彼、一号店の店長で。それから少し経って私が2号店の店長に決まって。下見もかねてライバル店へ殴り込みというわけ。店に行ったの。ちょっとワクワクしながらさ。でも全然私の事覚えてなかった。まぁ当たり前っちゃ当たり前なんだけど。それに…

〈回想〉店長入り
●店長、織姫がいる体でアクトを始める。

〈店長〉  お客様!お客様?お弁当、温めますか?はい、かしこまりました。

織姫  なんか前に見た時よりも、元気なくて。思わず話しかけようとしたんだけど、できなかった。


●舟木入り。コンビニ1号店の店内。舟木と会話する店長。

店長  そうそう。それで、なんか目が合っちゃってさ。それで、思わず表情をみたらやたら暗くて。大丈夫かなーと思ってたら、温めたお弁当忘れて出て行っちゃったんだよ。

舟木  ほう、それで!
店長  慌てて店の外まで追っかけたね!

店長  あの!お客様!お弁当!お忘れですよ!
織姫  あ、すいませんでした。
店長  ……
織姫  ……
店長  あの……どこかでお会いしたことあります?
織姫  さぁ……どうでしょう
店長  あ、すみません。人違いでした。
織姫  ……
店長  ……あの
織姫  今宵こむ 人にはあはじ
店長  はい?
織姫  「今宵こむ 人にはあはじ  七夕の 久しきほどに 待ちもこそすれ。」
店長  ……お客様?
織姫  これから会うかもしれませんね。
店長  これから?あの、どちら様ですか?
織姫  ん?えーっとね。今はお客さん。正体はね秘密。でも、さっきの歌を調べれば分かるかも。
店長  さっきの歌…今宵
織姫  「今宵こむ 人にはあはじ 七夕の 久しきほどに 待ちもこそすれ。」覚えてね。それじゃあ、店長さん。お弁当ありがとう。とっても温かい。
店長  ……あ、ありがとうございました。


舟木  なんですかその出会い!!!!
店長  呆気にとられちゃってさ。でもさっきの歌を頭の中で繰り返すわけ。お客さんもいるのに10分くらいぼーっとしながら作業してて。そしたら、ある単語がね、引っかかったのよ。「七夕」って言ってたでしょ?そんで、この目の前にある環状7.7号線の通称は「天の川」で、もしや!と思って飛び出すと目の前には彼女がいたんだよ!
舟木  そこで気が付いたんですね!その人が2号店の新店長だって!
店長  レジに立ってましたね
舟木  なんだそれ!
店長  俺さ、もうなんかよく分からなくてテンチョン上がって、そのまま向こうのお店に向かってさ
舟木  続きあるんですか?

店長  織姫ぇぇえええええええ!!!7月7日、七夕の夜!!!天の川の真ん中で君を待ってます!!!

●コンビニ2号店
蛇の目  叫んだんですか?
織姫   そう。さけばれちゃって。びっくりでしょ?
蛇の目  ビックリですけど。
織姫   どうしたらいいか分からなかったから、手で大きく丸ってジェスチャー送っておいた
蛇の目  返す店長も返す店長ですよ
織姫   だって、お客さんいるし、何か返事しないとって思ったから。
蛇の目  凄い出会いですね
織姫   まぁ、それ以降会ってもいないし、話してもいないんだけどね

●コンビニ1号店
舟木   えぇ!!!会ってないんですか
店長   うん。
舟木   どうして!?
店長   約束したし、もうすぐ七夕だし、その時でいいかなって

●コンビニ2号店
蛇の目 なんか変な出会いですね。
織姫  そうかもね。
蛇の目 あ、あと一つ気になったんで聞いてもいいですか?
織姫  なに?
蛇の目 なんでいきなり歌なんて詠んだんですか?

●コンビニ1号店
舟木  それで惚れたってことですか?
店長  まぁそうかな。
舟木  え?なんで店長は、いきなり歌なんか詠んだ人に惚れたんですか?

店・織 だって、ミステリアスな女性って素敵やん
蛇・舟 バカだな、この人。

●コンビニ2号店。叶絵入り

蛇の目  とにかくお二人の関係は分かりましたよ。
織姫   あ、そういえば天の川の真ん中ってどういう事なんだろ?
蛇の目  さぁ。
叶絵   お疲れ様です。掃除終わりました。
織姫   お疲れ様!ありがとうね!
叶絵   いえ。
織姫   うちの若きエースです!

●お客入り

織姫   いらっしゃいませー
蛇の目  うわ、いつもの人達ですね。
客①②③ ちょいっす
織姫   そんなこと言っちゃダメですよ。大事なお客さんなんですから。いらっしゃいませー
蛇の目  はぁ…混んできましたね。
客①  今日も可愛いぞ
客②  何買って欲しい?
客③  ……10番お願いします
蛇の目  相変わらず凄い人気。
織姫   叶絵ちゃーーん、ごめん、ちょっとレジお願いしていい?
叶絵   もう時間来たので帰りますね。お先です。
織姫   え、あ、お疲れ様―
蛇の目  姫とエースは水と油か。
織姫   やっぱ嫌われちゃってるのかな。
客①②③ 店長さーん
織姫   はーい 

【シーン3】
●コンビニ1号店。その店の外でゴミ整理をする店長。その店長と会話をしている中年の男性が一人。

笠鳥  なるほどなぁ!!それであんちゃんは乙姫さまに恋しちゃったわけだな!
店長  はい!恥ずかしながら!あと乙姫じゃなくて織姫です!

●そこへ舟木がやってくる

舟木  店長!サボってるとまた怒られちゃいますよ!
店長  サボってないよ!ちゃんとゴミ処理やってるでしょー
舟木  別に僕はいいですけど。この方はお知り合いですか?
店長  あぁ!笠鳥さん!
笠鳥  笠鳥翼。かの有名な暴走族“甲雷烏(こうらいがらす)”10代目総長、現OB!
舟木  知らないですね。
笠鳥  かぁー!やっぱり今の子たちはバイク乗らないもんなぁー
店長  私が若い時もブームは終わってましたよ
笠鳥  そうなんだよ!俺の時代はよかったよ!
舟木  でも店長がこういう方達と知り合いって意外です。
笠鳥  こういう人たち?
舟木  あ、いや
店長  前にちょっとね。
笠鳥  言っちゃえば喧嘩仲間なのよ
舟木  喧嘩!?
店長  いやいや、そんなんじゃないって
笠鳥  前にな、ここの店の客と俺たちが揉めてよ。そん時にこの店長が出てきて、俺たちに向かって啖呵きったんだ。かぁー!あれは痺れた!うん!男だと思った!
店長  それでやたら気に入られちゃって。わざわざ話さなくていいのに。
舟木  そうなんですか!
笠鳥  あの頃はかっこよかったのにな!
舟木  え?店長がですか?
笠鳥  そうだよ!でもここ最近は元気なかったもんな?
店長  まぁ
笠鳥  でも、ちょっと元気になったみぇでよかった!織姫ちゃんのおかげかな?
店長  そうかもしれません!
笠鳥  じゃあ、行くわ。わりぃね、作業止めちゃって!
店長  集会ですか?