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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 するとレミは深呼吸すると落ち着きを取り戻した。
「ゴメンね、遅れたわね」
「い、いや……、別に」
 私は首を横に振った。
 未だ震えてるエミルとルキノさん、まして自分の世界にのめり込んでるサリアさんの代わりに私は言った。
 そう言えばルキノさんはダークサイドのレミを見るのは初めてだった。
 多分本人はパソコンの前で固まって怯えるどころか指1本動かす事が出来ずにいるだろう、さっきから固まってるルキノさんに私は言った。
「だ、大丈夫です、レミは躾……、と言うか人間関係には厳しい人で……」
 フォローしてるけど上手く言葉が出て来なかった。
「すげぇ……」
「え?」
「レミさん、すげぇ!」
(えええ〜〜〜っ?)
 世の中色々な人がいるモンだ。
 この人は百合じゃないけどサリアさんと同じタイプの人だった。
 私は心の中でそう思っているとルキノさんはレミに近づいて言った。
「レミさん、感動しました!」
「アンタ……、確かルナのパーティの」
「はい! ルキノです!」
 ルキノさんの目が輝いていた。
 新たなファンがまた増えた。サリアさんはその隣に並んでレミを見つめていた。
 目が星とハートになった2人に私とエミルは唖然と見ていた。
(何だか、似たような人がまた増えたね)
(まぁ……、良いんじゃない?)
 私は苦笑しながら言った。
 やるからには全力疾走、なりふり構わず自分の道を突き進む姿勢……、そして許せない者にはハッキリ言う性格は見習うべきだった。
 私はそう思った。