小説が読める!投稿できる!小説家(novelist)の小説投稿コミュニティ!

二次創作小説 https://2.novelist.jp/ | 官能小説 https://r18.novelist.jp/
オンライン小説投稿サイト「novelist.jp(ノベリスト・ジェイピー)」

ねとげ~たいむ・エキスパート!!

INDEX|70ページ/139ページ|

次のページ前のページ
 

 戦いは終わった。
 やっぱり魔法使いが3人もいるとあっという間だった。
 すると私はホイップ君を見た。
「そう言えばホイップ君、やっぱりショコラさんの事が心配だったのね」
「ええっ? いきなり何言ってんですか?」
「だってほら、さっきスライムに襲われた時に『姉さんっ!』って」
「なっ!!」
 ホイップ君は顔をひきつらせながら両肩をビク突かせた。
 周囲もホイップ君に注目するとホイップ君は目を泳がせてアタフタしながら言い返した。
「な、何言ってるんですか、ボクはただ…… 姉さんなんて食べたら厨二病が伝染するスライムが気の毒だと思ったから」
「何だとっ!?」
 ショコラさんは怒鳴った。
 そしてズカズカと足音荒くホイップ君に近付くと人差し指を突き出して叫んだ。
「言うに事書いて実の姉よりスライムが心配だと言うのかっ? そこまで性根が腐ってたのかっ!!」
「本当の事だろ! 大体性根まで厨二病に汚染されている姉さんに言われたくない!」
 また始まった。
 後ろではセンリが両手を上げ、それを見ているアルネちゃんはただ笑っていた。
 事の原因の私が言うのもなんだけど、何だか悪い予感がしてならなかった。