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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 その頃。
 オンライン・キングダムの世界のとある場所では女だけのパーティが戦いを繰り広げていた。
 灼熱の昼間と違い身も心も凍てつく夜の砂漠…… 2つの顔を持つその地で騎士・神官・魔術師・格闘士・暗殺者の5人の冒険者達がハイエナの獣人と言うべきモンスター『グール』の群れに囲まれていた。
 それぞれ5人は背中合わせで話していた。
「こう言うシチュ漫画とかで良く見ない?」
「同人誌にゃ縁が無いよ」
「今日の料理はハイエナ供の生け作りっス!」
「ハイエナって食べれたっけ?」
 首に緑のスカーフと後ろ髪がはねた暗殺者が言うと額に鉢金を巻き眼鏡をかけた格闘士が答えた。
 そしてピンクの髪のサイドポニーの魔術師が奇天烈な言葉を言うと、長いストレートヘアの先端を白いリボンで結んだ左目の下に黒子がある神官が首を傾げた。
「………」
 すると1人、会話に入っていなかった青い髪のツインテールの騎士の少女が目を閉じた。
「どうしたの?」
 右隣の神官が尋ねた。
「ん? ああ…… あいつ今頃何やってるかなって、隣でプレイしてるはずだけど」
「その子もパーティがいるんでしょ? ならあっちはあっちで楽しんでるんじゃない?」
「大丈夫っス、あの子ならどこでも仲良くなれるっス」
「ま、皆良い人達だったし…… 心配ないか」
「そうよ、まずは私達の事を何とかしないとね」
「そう言う事、原稿あがったから、今夜は思う存分暴れられる!」
「んじゃ始めましょうか、時間が勿体ない!」
 少女達は自分の得物を手にグール達に跳び込んで行った。