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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 最初に出たのはエミルだった。
 骨のモンスターって事はアンデット系って事になる、装備をホーリー・ロッドに変更した。
 そして大地を蹴って走ってスカル・ドラゴンに突っ込んだ。
「千手観音、エミル・クラーッシュっ!」
 もしかして先手必勝?
 そんなツッコミ意味が無い、エミルは少し遠くからジャンプすると逆エビ反りに体を曲げると渾身の力を込めて振り下ろした。
 攻撃はスカル・ドラゴンの脳天にヒットする…… だけど。
「えっ?」
 エミルは目を丸くする。
 ガツンッ! と言う鈍い音が響くとぶつかった箇所から火花が散った。
 その瞬間、暗闇を閃光が照らしてスカル・ドラゴンの頭部が轟音を立てて爆発した。
「わあああっ!」
 轟音の中からエミルが飛び出すと一気に私達の方まで吹き飛ばされた。
「エミルっ!」
 私は地面に転がったエミルを見る。
「大丈夫、大してダメージは無い!」
 エミルは自分のステータスを開いて見せた。
 確かにHPゲージは大して減っていなかった。
 するとスカル・ドラゴンが反撃に出て来た。
『カカカカァァーーッ!』
 スカル・ドラゴンは雄叫びと言うか奇声を上げながら地響きを立てて突進して来た。
 骨の右手を振り上げると鋭い爪をレミに向かって振り下ろした。
 だけどそうはさせない!
「スキル発動!」
 私はガード・スキルを発動させてレミの前に回り込んだ。
 そしてドラゴン・ガードを構えるとスカル・ドラゴンの攻撃に備えた。
 するとスカル・ドラゴンの爪が空気を裂くと炎が爪の先端に炎が点ってドラゴン・ガードと激突した。
 でもその瞬間、私のドラゴン・ガードが爆発した。
「きゃあああっ!」
 私は吹き飛ばされた。