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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 Nоw lоading

 私達は海水に流されて何もする事ができなかった。
 すると突然海水が急に上昇するとモウディビッグが頭にある鼻孔から盛大に潮吹き出し、それに乗じて私達は体内から脱出する事が出来た。
 モンスターがクジラだけにお約束の脱出方法だった。
『ボェェエエ―――ッ!』
 噴き出した潮が雨の様に降り注ぐ中、モウディビッグは憑き物が落ちたように歓喜の声を上げた。
「苦しいのが取れたから、とっても嬉しそうだね」
「ま、たまにはモンスター助けるのも悪くは無いわね」
「古人曰く、『罪を憎んで人を憎まず』…… 人間じゃないか」
 それぞれが感想を言う。
 私も皆と同意見だった。
 相手を倒すだけが解決策じゃ無い、こうしてモンスターを助けるのだって立派なクエストだ。
 とにかくクエストは無事終了、モウディビッグは私達を背に乗せたまま海上を泳いでいた。
 向かっている場所は順番は逆になっているけどライン諸島だった。