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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 パラサイト・ブロックは狙いを私達に定めると今度は体液袋の隙間から無数の触手を出して攻撃して来た。
 ミラー・シールドはブレスには強いけど直接攻撃にはメチャクチャ弱い、よって私は直ちに装備をドラゴン・シールドに変更するとコマンドで防御を選択する。
 勿論それだけじゃ無かった。
「スキル発動!」
 こうしておけば私自身攻撃出来なくなるけどセンリに攻撃は届く事は無い。
 センリも私の後ろに回ると私のサポートに回ってくれた。
 そして大蛇の様にしなるパラサイト・ブロックの無数の触手の攻撃を受け止め続けた。
「ぐっ!」
 私のHPがジリジリ減って行く。
 一発一発の攻撃は大した事は無いけど、攻撃の数が多いのが厄介だ。
 でもそれらのダメージはセンリがアイテムを使って回復してくれていた。

 私達が時間稼ぎをしている間、エミルとレミは後ろの方で準備をしていた。
 幸いモンスターが私達の方に集中している為にエミル達の方には攻撃が及ばなかった。
 エミルは自分のコマンドを選択、両腕を手前で×の字に交差させると頭上まで持って行くと思い切り左右にふりほどいた。
「チャージっ!」
 エミルを青い光が包み込んだ。
 そして頭の上に剣に赤い↑印のマークが浮かんだ。
 その次にレミがエミルに向かって呪文を唱えた。途端ホーリー・メイスを構えると足元に金色の魔法陣が浮かびあがった。
 レミはエミルに向かってホーリー・メイスの先端を向けて叫んだ。
「パワードッ!」
 途端エミルが金色の光に包まれた。
 レミの魔法がプラスされてエミルの頭上に剣に赤い↑矢印が重なったマークが現れて攻撃力が4倍となった。
 そして準備全てが終わるとレミが私達に近付いて来た。
「アンタ達、終わったわよ!」
「分かった」
「うん!」
 私とレミとセンリは肩を並べてパラサイト・ブロックを一斉に攻撃した。
「ソニック・カッターっ!」
「ギガ・エアードッ!」
「シェイクッ!」
 私達の攻撃が一気に放たれて天井の3本の触手を切断した。
『ギャアアアッ!』
 攻撃を受けたパラサイト・ブロックはもちろんダメージを受ける。
 同時にモウディビッグが揺れ動いて私達もダメージを受けるが、それは承知の上だった。