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ねとげ~たいむ・エキスパート!!

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 ちなみに手下のモンスター達はセンリ達が引き受けてくれる事になっている。
 神鳥の杖を構えたセンリを中心に右側に立っているレミとエミルも準備はできてるみたいだった。
 レミはいつも通り左手を腰に、セイント・メイスを持ちながら右手首を回すと肩にかけ、エミルも両手を鳴らすと臨戦態勢を取った。
 どうやら向こうも準備万端みたいだった。
 センリ達は私達に合わせてくれるって言ってくれてたから、スタートは私達が決めていいみたいだった。
「それじゃ!」
「行くわよ!」
 私とお姉ちゃんは同時に攻撃を仕掛けた。
 赤と青、日と月の姉妹騎士が炎と氷の悪魔に向かって攻撃を放った。
「「ソニック・カッターっ!」」
 炎の2重斬撃と冷気の2重がクロスすると炎がディスマリン、冷気がディアボロスを攻撃した。
『『ギャアアアアアッ!』』
 2匹のモンスターは悲鳴を上げて怯んだ。
 大した攻撃じゃないからあまり効果はない、だけど私達の方に注意を反らす事が出来た。
 怒りの矛先を向けたディアボロスとディスマリンは、私達に向かって目を吊り上げると大きく口を開いた。
『ガアアアアッ!』
『シャアアアッ!』 
 ディアボロスの口の中から灼熱の火炎が、ディスマリンの口の中から凍てつく冷気が放たれて私達を襲った。
 だけどそれは予定ないだった。
「「スキル発動!」」
 私達はレシーブ・スキルを発動させた。
 私は光の灯ったフリーズ・ソードを交差させ、お姉ちゃんは光の灯ったレイジング・ソードを交差させた。
 そして私が火炎を受け止めてお姉ちゃんが冷気を受け止めると足を踏ん張って衝撃に耐えた。
 交差させた刀身の中央で球体状になると体を捻ると私はディスマリンに向かって火炎を、お姉ちゃんはディアボロスに向かって冷気を跳ね返した。
 異なる属性の、しかもボス同士の攻撃を受けたディアボロスとディスマリンの体は爆発し、水蒸気の煙を放ちながら地面に転がった。
『ギャアアアッ!!』
『ガアアアアッ!!』
 悲鳴を上げて地面に蹲る2匹は両手を石畳に強く叩きつけた。
 2大ボスは石畳に大きく手形を残すと腕に力を立ち上がる……、見ると炎の衣と氷の鎧は無くなっていた。
 さすがボス、威力は強大だった。
 そう考えているとボス達は雄叫びを上げた。
『グオオオォォッ!!』
『ギェエエェェッ!!』
 途端配下のモンスター達は援護をして…… 来れなかった。
 センリは足元に魔法陣が浮かんだ。
 サークルから紅蓮の炎が燃え上がるとセンリは地面に神鳥の杖を突き刺した。
「テラ・ファイザーッ!」
 センリの新魔法が炸裂する。
 地面を砕いてその下から紅蓮の炎が火柱を立ててモンスターを襲った。
 するとこのフィールドにいる全モンスターが炎に包まれた。
『『『『『ギャアアアァァーーーッ!!!』』』』』
 モンスター達は悲鳴を上げて消滅した。